クジラや大型回遊魚にも!?世界が恋する座間味島!ダイビング情報を徹底解説

世界が恋する座間味島!クジラや回遊魚にも!?ダイビング情報を徹底解説

真っ白なコーラルサンドのビーチに囲まれた緑豊かな島々。海のグラデーションは浅瀬のエメラルドから深みの瑠璃色。空から見た座間味島は「楽園」の名にふさわしく、多くの映像に登場します。

那覇市から高速船で50分とアクセスも良く、夏にはダイビングやシュノーケリング、冬にはホエールウォッチングや島歩き、サイクリングなど海も山も楽しめる座間味島についてご紹介します!

座間味島って?どう行くの?ダイビングポイントは?宿泊は?座間味島徹底解説!

1.座間味島とは

※座間味港にあるザトウクジラのモニュメントです。

船から撮影しましたが、ここからでもサンゴが見えるほどクリアです!沖縄本島から約40km場所にある大小20ほどの島々からなる慶良間諸島の中の一つの島です。

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東には渡嘉敷島、南西には阿嘉島を望むことができます。天気も一年を通して温暖で温度差も少なく、那覇と比べても温度差はほとんどありません。

ですが、夏の日差しはとても強く湿度も高い・・・ビーチの照り返しも強く紫外線対策は必須となってきます。

しかし!!

気温は、30~31℃程度までしか上がらず、年間通して平均風速が約5m/秒と風が吹いているので気温・湿度の割には涼しく快適に過ごせるのです!

また、ラムサール条約にも登録された世界屈指の美しいサンゴも魅力の一つでこの美しい海でのダイビングは格別です!運が良ければウミガメに至近距離で会えることも。

実はザトウクジラにも会えちゃう座間味島。繁殖・子育てのため、温暖で波が静かな座間味の海に戻ってくるのです。シーズンは1月~3月、主に1月はクジラたちの恋の季節です。

雄クジラたちのダイナミックなアピールが醍醐味と言えるでしょう。2~3月は親子クジラたちを見られるかもしれません・・・!

2.座間味島へのアクセス

那覇からのアクセス方法としては、フェリーがあります。那覇市の泊港(とまりん)から阿嘉島を経由して座間味港まで出ているフェリーで、

・フェリーざまみ

・クイーンざまみ(高速船)

の2つがあります。

フェリーざまみでは、待合所から少し歩くので時間に余裕を持ったほうがいいかと思います。

フェリーざまみ

所要時間:約120分
便数:往復1便/1日
料金 大人 片道 ¥2.150 往復 ¥4.090
小児 片道 ¥1.080 往復 ¥2.060

クイーンざまみ

所要時間:約50分
便数:往復2便/1日
料金 大人 片道

¥3.200

往復

¥6.090

小児 片道

¥1.600

往復

¥3.040

※どちらのフェリーも毎年運転計画が変わるようなので要チェックです!

「フェリーざまみ」であれば、座間味島まで約2時間、「クイーンざまみ」であれば、片道約50分で島まで行くことができるんです! そう考えると日帰りでも楽しめちゃうんですよね。

また、予約は2ヶ月前同日から希望乗船日の前日まで受け付けています。当日予約は受付していないみたいなので前もって予約するのがいいですね!

(受付時間 午前10:00~午後5:00)

3.座間味島のおすすめダイビングスポット

座間味島のおすすめダイビングスポット①牛島

ダイナミックな地形が好きならオススメです!コア地形ファン必見!映えな写真が撮れます。

座間味島のおすすめダイビングスポット②男岩

ポイント名にもなっている大きな「男岩(うがん)」のまわりには、海底まで深く落ちているダイナミックな地形になります。迫力満点です!

「イソマグロ」や「ツムブリ」「ギンガメアジ」などの大型の回遊魚を狙ったり、マクロ系では見た目もかわいらしいウツボ、「ハナヒゲウツボ」に会いに行ったり、座間味ならココ!というポイントです。

潮の流れもあり、時にはダウンカレント(潮の流れが下に落ちていて流されてしまうと一気に下まで落ちてしまう危険な流れのことです)が起こることから、要注意の中級者向けポイントです!

座間味島のおすすめダイビングスポット③ウチャカシ

ランドマークとなる大きな岩山があり、その下では「カスミチョウチョウウオ」などが見られます。

シーズンや潮の流れによっては、「ウメイロモドキ」や沖縄の県魚にもなっている、「タカサゴ」(沖縄ではグルクンと呼ばれています)の群れを見ることができたり、大型の回遊魚と出会うことも期待できます!

また、潮の流れが強い時もあるのでドリフトダイビングが主の中級者以上の方向けのスポットになるかもしれません。とにかく流されないように要注意です!

座間味島のおすすめダイビングスポット④ガヒ・キンメ根

真っ白な砂地、といえば・・・ガーデンイール!(チンアナゴ)。野生のガーデンイール畑を見るのが夢でした・・・。

ただ、チンアナゴたちは流れてくるプランクトンなどを餌としているため。流れがあるところを好みます。流れがあります。筆者は必死に観察しすぎて流されていました。

みなさんもお気を付けください。

座間味島のおすすめダイビングスポット⑤阿真ビーチ前

座間味港から西にあるビーチ前で潜ることができます!

海の底に広がる数多くのサンゴの根には、「デバスズメダイ」や「ケラマハナダイ」「キンギョハナダイ」などの色鮮やかな熱帯魚の群れをたくさん見ることができます。

水深も割と浅いので、晴れた日には鮮やかで美しいサンゴ礁と魚たちに見とれてしまうことでしょう。流れもなく、初心者から楽しむことができるポイントかと思います。

こちらではシュノーケリングもおすすめですよ!

座間味島のおすすめダイビングスポット⑥ドラゴンレディ

なんかすごい名前のダイビングスポットですよね。(笑)

1989年に公開された、原田知世さんと織田裕二さんが主演の映画「彼女が水着にきがえたら」のロケ地に使われた場所で、「ドラゴンレディ」という名前の飛行機の残骸が今も沈んでいることが名前の由来のようです。

真っ白な砂地に泳ぐ、「スカシテンジクダイ」が見事なポイントです。こちらは初級者からでも楽しめるポイントですので是非行ってみてください!

ちなみに・・・

座間味島周辺は冬でも水温20℃を下回らないので、寒くても大丈夫!という方はウエットスーツで一年中潜れますよ!

4.座間味島のおすすめシュノーケリングスポット

いきなり水の中は怖い・・・という方でも大丈夫!最初はシュノーケリングで楽しみましょう!

座間味島のおすすめシュノーケリングスポット①古座間味ビーチ

ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで2つ星を獲得した座間味メインビーチです。他のビーチと比べても群を抜いて透明度が高く、沖縄本島でもなかなかみられないほど美しいビーチです。

座間味港からは東に徒歩15分ほどですが、若干山道なので港から出ている村営バスを利用するほうがいいかと思います。
・大人300円
・小児150円です。

シャワーやトイレ、売店やレンタルショップ、ライフセーバーもいる(夏季限定)にぎやかなビーチです。いざ海に入れば、数歩で少し深いところまで行けちゃいます!

そのため泳力に自信のある人でもライフジャケットは着用ですよ!また、慣れていないお子様も簡単に足がつかなくなるのでちゃんと親御さんがよく見ていてくださいね。

こんな感じ!3~5mくらいはあるのかな・・・。結構すぐ足つかなくなります。あと、フィンないと沖から戻るのも大変なので絶対借りてくださいね!

古座間味ビーチでは、主に カクレクマノミやコバンアジ、ヒメジなどが見られます。

筆者が見つけて感動した種は、ムラサメモンガラとキヘリモンガラですね。

あと、ゴマモンガラの幼魚も見ることができました!子供はかわいかった・・・大人には会いたくないですね!

座間味島のおすすめシュノーケリングスポット②阿真ビーチ

ウミガメに会える、一緒に泳げるビーチです!座間味港からは西に徒歩20分ほどです。こちらも村営バスが出ています。こちらのビーチは、遠浅なため小さいお子様でも、十分泳ぐことができるのでファミリー向けと言えるでしょう。

また、古座間味と比べると人も少なく静かで自然あふれるビーチです。売店等は古座間味同様にはありませんが、近くに施設の整ったキャンプ場やコテージなどがある「青少年旅行村」が隣接しており、周縁には飲食物を買える売店や食堂もあり、テントの貸し出しも行っているので便利です。

ちなみに阿真ビーチではこんな風景が見られました。

サンゴの周りにはデバスズメダイやミスジスズメダイ、ルリスズメダイなどのスズメダイの群れがいました。近づくとサッと隠れてしまいます。

有名なあの映画にも出てきた、「ギル」ことツノダシ。

ところどころにイバラカンザシも。たくさんあってきれいでした。

アケボノチョウチョウウオ。青い住んだ海に黄色って映えますよね・・・。

いろいろな魚を撮っていたら、ミスジたちが近づいてきました!エサもってないのに、慣れるのがはやい!!そして極め付きはこちら!!!

アオウミガメです!こちらも人間になれているのか、近くまでやってきます。決して触ったり追いかけたりしないように。海草をもしゃもしゃ食べている姿はとてもかわいらしいです♪

シュノーケリングでこんなにたくさんのお魚や生き物たちと会えちゃうので、子供でも十分楽しめますね!

シーズン中以外で、ビーチ周りの売店がやっていなくてもほとんどの民宿・ダイビングショップでシュノーケリンググッズのレンタルも行っているので安心です!

サンゴなどでけがをする危険があるのでラッシュガードやマリンブーツも必須ですよ!

5.座間味島の宿泊施設

座間味島には「座間味地区」「阿真地区」「阿佐地区」と3つの地区があります。中でも座間味港のある「座間味地区」に多くの宿や飲食、その他施設があります。

宿泊施設は28か所もありますのでご安心ください。

宿泊施設の相場
素泊まり:3000円~
1泊2日食事付き:5000円~

大体が、飲食店やレンタルショップ、ダイビングショップと併設なのでとても便利かと思います。筆者がお世話になったのは、阿真地区の「民宿 艪便村」さんです。

阿真ビーチから徒歩3分のところにあり、立地は最高。そしてかわいい看板犬とヤギちゃんたちがいるので動物たちとの触れ合いもできちゃうという・・・。まさにパラダイスでした。

そして阿真ビーチに行って、少し泳げばサンゴ礁とスズメダイたちの群れ。そしてウミガメにも会えました。至近距離で。

思い立ったら海に行きたい!静かな海がいい!という方は、阿真地区にもたくさん民宿や、ダイビングショップ併設の宿がありますので是非検討してみてください。

あと、実際に宿泊したことはないのですが、とても気になっている場所がありまして・・・。

 「古民家 てぃーら」さん

なんと、古民家一軒を丸ごと貸し出ししてくださるそうです・・・!

一軒家平屋で島暮らし・・・憧れます・・・。

朝起きて島ご飯を食べて、海で遊んで、夜はご近所さんとのんびりゆんたく・・・。一週間くらい滞在したくなりますね!

座間味島ダイビングのまとめ

せっかくきれいな海に来たのだからダイビングしてみたい!という方はたくさんいるかと思います。座間味周辺は遠浅な浜が多いため、安心して潜れるのではないでしょうか?

また、周りの島同士が防波堤の役割を果たしているため、台風が近くで発生してもあまり影響せずに潜れるそうです。生き物も豊富なのでダイビング入門にはぴったりだと思います。

座間味島は見所がたくさんあります。ダイビングポイントにしてもたくさんあるので訪れる際は目的をしっかりと持って行くといいかもしれませんね。もちろんゆっくりしに行く、というのもありだと思います!

次に座間味島に行ったら、ホエールウォッチング、そして大型回遊魚を見たい!世界が恋する海に訪れたらきっと皆さんも恋してしまうと思いますよ♪

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