ダイビングの重器材!失敗しない選び方を詳細に解説します

ダイビングの重器材!失敗しない選び方を詳細に解説します

ダイビングをするときには、フィンやマスク、BCやレギュレーター、ウェットスーツやダイコンなど、いろんな器材を使いますよね。

自分の器材だと、毎回使い勝手が同じだし、衛生的だし、そして写真を撮ってもらったときに、色や形が統一できてかっこいいといいことずくめ。

しかし、いきなり全てのダイビング器材を購入すると、何10万円コースになるので、フィンやマスクなどの軽器材や、小さなダイビングコンピューターから買って、そしてウェットスーツやドライスーツを買って、最後にBCやレギュレーターといった重器材を買うという流れが多いのではないでしょうか。

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重器材は、ダイビング器材の中でも、高価なものになるので、購入に失敗したくありません。この記事では、失敗しない重器材の選び方について説明し、ダイビング器材販売店の「mic21」で販売している重器材セットの中から、おすすめするセットを紹介していきます。

1.ダイビングの重器材とは

ダイビングの重器材は何から構成されているかは、人によって見方は異なりますが、主に以下の4点に加え、ダイビングコンピューターとシリンダー(タンク)までを重器材と扱うことが多いです。

①レギュレーター
②BC(BCD)
③オクトパス
④ゲージ

日本では、シリンダーまで購入することは稀なので、ここでは5点(レギュレーター・BC・オクトパス・ゲージ・ダイブコンピューター)を重器材として扱うことにします。

2.ダイビングの重器材の選び方

ダイビングの重器材について、一つずつご説明していきます。

ダイビングの重器材の選び方①レギュレーター

レギュレーターの選び方を極論すると、日本で取り扱われているメーカーであれば、何を選んでも大丈夫です。ダイビング器材の中で、最も重要で、最も価格差が大きい器材がレギュレーターです。

レギュレーターは、シリンダー内の空気をダイバーに送り届けて、呼吸できるようにする装置なので、もし故障してしまうと命に関わる非常に重要な器材です。逆に言うと、それほど重要な製品を販売しているということは、どれを使っても安全上は問題ないということになります。

レギュレーターは1stステージと2ndステージがセットで販売されていますが、定価ベースだと、安いもので6万円台、高いものだと30万円を超えるものもあります。高いものは、小型・軽量化されていたり、2人で吸ったときでも空気量が確保できるようになっていたり、呼吸抵抗が非常に小さかったりなど、付加価値が付けられています。

顔が小さい女性が大きくて重いセカンドステージは使いにくいでしょうし、オクトパスを吸わせることが多い水中ガイドやインストラクターは充分な空気量が求められます。そこまで拘りがないのであれば、何を選んでも大丈夫です。

1つだけあったほうが良い特徴をあげるとすると、1stステージから出るホースが左右に分かれるものをおすすめします。ホースが放射状に出るタイプは、ホースの根本に負担がかかりやすく、最悪折れてしまう心配があります。

ダイビングの重器材の選び方②BC

重器材の中では、レギュレーターに次いで価格が高く、価格差が大きいのがBCです。BCもレギュレーターと同様、サイズさえあっていれば何を使っても、安全上問題になることはなく、レギュレーターと同じメーカーである必要もありません。沢山あるBCの中から、価格の他に以下の2点を重視して考えれば失敗がありません。

①耐久性と肌触り

BCの生地は丈夫にすると固くなる特徴があります。特に女性は、硬いBCは扱いにくいかもしれません。プロダイバーやレンタル器材で使われるBCには、耐久力が必要ですが、普通のダイバーであれば耐久性は重要視しなくても問題ありません。

②排気バルブの数

インフレーター・ホースからの排気は、どのBCでもできますが(ホースのないBCは除く)、慣れてくるとわざわざ左手を上げて排気をするのが面倒くさくなります。そのときに、右肩や腰の部分のバンプバルブやホースを引っ張ることでの排気ができる機能がついているBCを選んだ方が無難です。

他にも重量や、浮力や、インフレーターホースの長さや、ウェイトシステムの有無や、バックルの操作性など比較対象になる点はありますが、使い慣れたものが使いやすくなるので、最初に購入するBCでは、重要視しなくてもよいでしょう。

ダイビングの重器材の選び方③オクトパス

オクトパスは、予備の空気源とか、もっと短縮してオクトとか言うこともありますが、次の2点さえ気をつければ、お好みで選んで問題ありません。

  • なるべくレギュレーターと同じメーカーから選ぶ
  • 目立つ色のホース(黄色が多い)で、ホースが長いこと(85cm以上が目安)

オクトパスは同じメーカーの1stステージと繋がることが想定されています。1stステージはシリンダー圧力を中圧に下げますが、中圧値はメーカーによって異なり、8.5~10気圧ほどとメーカーによって差があります。

オクトパスを調整してからレギュレーターにセットすれば、他メーカーでも最適なパフォーマンスを発揮してくれますが、そこまで調整して出荷してくれるショップはほとんどないようです。

オクトパスは、自分で使うこともありますが、バディが使うこともあるので、目立つように、呼吸がしやすいように、長くて目立つホースがついていることも大切です。

AIR-ⅡのようなBCのインフレーターホースと一体化しているオクトパスもありますが、フリーフローしやすかったり、価格も高くなることからおすすめしません。

ダイビングの重器材の選び方④ゲージ

残圧計だけのシングル・ゲージをおすすめします。コンパスや深度計がついたダブル・ゲージ、また2つとも付いたトリプル・ゲージもありますが、ベテランダイバーであってもそれらを選ぶことはまずありません。

コンパスを本格的に使う場合には、手首につけないと使いにくく、深度計はダイビングコンピューターがあれば無用です。何より価格が上がる上に、ゲージが大きく重くなってしまいます。

メーカーはレギュレーターと同じである必要はなく、どこのメーカーのものでも構いません。残圧計が故障したときには修理はできずに交換になります。ゲージは、目盛りが見やすいものが良いと思いますが、老眼でなければ問題になることはありません。

ダイビングの重器材の選び方⑤ダイビングコンピューター

ダイビングコンピューター(ダイコン)は、現在販売されているものであれば、何でも必要不可欠な機能はありますので、何を選んでも問題ありません。中古の古いダイコンは、安全停止のカウントダウン機能がなかったり、エンリッチド・エア(ナイトロックス)に対応していない可能性があるので注意が必要です。

ダイビングツアーのときの時計代わりにしたいと考えているのであれば、ウォッチタイプが良いと思います。また、老眼が進んで小さな文字が見づらいのであれば、画面が大きくて見やすいものを中心に選ぶべきでしょう。

3.ダイビング重器材の購入方法(バラバラに選ぶ?セット品を購入?)

重器材をはじめて購入するときには、BCだけやレギュレーターだけでなく、レギュレーター(1st+2nd)・BC・オクトパス・残圧計の4点セット、またはダイビングコンピューターまでを含めた5点セットで購入するのが基本です。買い換えるときには、ゲージだけやBCだけ交換することができます。

重器材セットを購入する方法は、1点1点自分の好きなものを選んで購入する方法と、ショップがあらかじめ設定しているセットを購入する方法の2つがあります。

好きなものを1つ1つ選ぶと、愛着は湧きますが、価格はセットで販売される重器材の2倍以上なんてことも・・・。ダイビング器材の量販店で販売されている重器材セットは、大量購入によって、メーカーから安価で仕入れているものの組み合わせなので、品質に問題があるわけではありません。

重器材購入の予算はいくらでもあるというならば、好きなものを1点ずつ選んでも良いと思いますが、なるべく安く重器材を揃えたいというのであれば、重器材セットを選択してみると良いでしょう。将来的に気に入ったものがあれば、レギュレーターだけ交換するといったことも可能です。

4.ダイビングのおすすめ重器材4点セット

重器材セットは、レギュレーター(1st+2nd)・BC・オクトパス・ゲージの4点セットが基本になり、ダイビングコンピューターを加えた5点で購入するのも良いでしょう。

しかし、BCを除いた3点セットは止めておきましょう。インフレーターホースに繋ぐ中圧ホースは、BCに付属してきます。すると中圧ホースを別に買わなければいけないですし、レンタルのBCはメーカーによって、インフレーターホースの長さが変わるため、ホースが長すぎたり、短すぎたりといった問題が出てしまいます。

ダイビング器材販売店のmic21の通販サイトで取り扱われている重器材4点セットの中から、おすすめのセットを紹介していきます。

ダイビング初心者におすすめ!格安の重器材セット

【TUSA】BC0103B + カリプソクラシック 重器材セット

セットの全てがアクアラングとTUSAという日本で安定してダイビング器材を販売しているメーカーなので、安心して勧めることができます。

レギュレーターは、格安の重器材セットで定番のアクアラングのカリプソクラシックは、スタンダードピストンタイプなので、深いときやオクトを渡したときに吸いづらさがあるかもしれませんが、普通に使う分には気になることはないでしょう。

BCは、TUSAのエントリーモデルですが、硬すぎない外側500デニール、内側420デニールで扱いやすく、ダンプバルブも肩腰で2箇所あります。

オクトパスは、格安セットに多いアクアラングABS。このオクトは、形状が一般的でないので賛否両論ありますが、自分が使う場合でもバディが使う場合でも問題なく使えるのはメリットです。

ゲージは、アクアラングの見やすくて堅牢なトラストシーゲージで、水没しない限りベテランダイバーになっても使えるおすすめのゲージです。

【アクアラング】ウェーブBC + タイタンクラシック 重器材セット

こちらもアクアラングとTUSAのセットなので、上記と同様メーカーとしてはおすすめです。上記のセットよりも価格はやや上がります(レギュレーターの部分で差額が発生しています。他は同等品)が、耐久性を重視しています。

レギュレーターがバランス・ダイヤフラムタイプになっているので、深いダイビングやオクトを渡したときでも空気供給量は充分で、ベテランになっても使っていけそうなものです。

BCは、エントリーレベルのものですが、1050デニールでとても丈夫なものです。排気用のダンプバルブもついています。オクトパスは前に紹介したセットと全く同じもので、ゲージも同等品なので問題なく長く使うことができます。

mic21の重器材セットは時期によって、セットの組み合わせが変わります。上に示した2つのセットは、BCやゲージが入れ替わっていたとしても、初心者ダイバーには充分おすすめできるものです。

ダイビングで快適に潜りたい女性に!おすすめの重器材セット

小柄な女性は、大きくて重い2ndステージを使うと、顎が疲れてしまったり、2ndステージが大きくて邪魔に感じてしまうものです。また、ユニセックスモデルのBCは、硬いものだと扱いにくく、胸が圧迫されて苦しく感じてしまうこともあります。

【アクアラング】AQUALUNG PEARL BC(パール BC + レギュ マイクロンACDレギュレーター ダイビング重器材4点セット

前におすすめした格安の重器材セットと比べると、価格は上がってしまいますが、レギュレーターやBCは、小柄な女性におすすめのもので、耐久性の面でも長く使える逸品です。

レギュレーターは、アクアラングの中で最も軽く、小さくて軽いセカンドステージは顎に負担をかけずに、視界を邪魔することはありません。ホースにもフレックスホースというゴムホースよりも軽くて、柔らかいものが使われています。

小さいセカンドステージは、肺活量の多い男性だと吸いづらさを感じることがありますが、女性にマイナスになることはありません。

また、レギュレーターでよくある失敗「洗うときにダストキャップをせずに水の中にいれてしまった」ときに、キャップをしなくても内部に水が入らない機構になっているのも嬉しいところです。

BCは、女性専用にデザインされているので、ユニセックスモデルよりも着心地は良いはずです。内側の素材は柔らかくて着心地の良い420デニールですが、外部は1050デニールで耐久力も充分あります。

ゲージは、別メーカーでもシングル・ゲージなので、特に問題ありませんが、オクトパスが、別メーカーなのが、ちょっとおしいところです。それでも全般的には女性にはおすすめできる重器材セットです。

ダイビングの重器材セットまとめ

はじめて重器材を購入する人向けの記事を書いてみましたが、いかがでしたでしょうか?初めての重器材は、レギュレーター・BC・オクトパス・ゲージの4点セットで購入するのが基本ですが、最初から高価なセットを購入する必要はありません。

日本国内で流通しているメーカーの製品であれば、メンテナンスは問題なく受けることができますし、たくさん潜って、気になった器材ができたときには、1点だけ交換することも可能です。

使い慣れた器材が使いやすい器材になるので、My重器材を持って、たくさん潜って、楽しみつつ、スキルアップに心がけてみましょう。

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