筆者のプロフィール

ダイビングライフの管理人です。
ダイビング/写真/旅行/漫画が好きなレスキューダイバーです。

会社員としてデジタルマーケティングを担当しています。
私はある事件をきっかけにダイビングにはまり始めました。

時を遡ること10数年前、都内の大学生として、ごくありふれた日常を過ごしていました。
地方出身の私は上京して東京で生活を送るだけでも、十分に勇気のいることでした。

学生時代の仲間には、リュックサックを一つ背負って長期休暇に発展途上国に行き、一人でふらふらと生活をしている人間たちがいました。もちろん大学生なので、お金もなく貧乏な旅行です。今で言う、「バックパッカー」と呼ばれる人たちですね。彼らは目を輝かせて日本に帰ってきます。

ネットで調べてもわからない現地の情報を楽しそうに話してくれました。そして、「行ける内に行った方が良い」「経験して初めてわかることがある」と言われ、思いきってバックパッカーを1回やってみようと思い、比較的物価の安い東南アジアに行くことを決めました。

行き先はタイとカンボジアとマレーシアです。王道のバンコクから入り、アユタヤ遺跡を観光した後、カンボジアのシェムリアップまで長距離バスで10時間近くかけて行きました。世界遺産のアンコールワットを直接見てみたかったのです。

その後は、ロッククライミングをやってみたかったので、ロッククライミングのメッカ、タイの「クラビー」を目指します。クラビーの海を見たときに美しさに衝撃を受けました。「タイは海が綺麗な国」という印象が全くなかったのです。

しかし、海に縁のない人間だったので、その時は海に入りませんでした。その後、タイにはプーケットというリゾート地があると聞き、中間地点にある「ピピ島」を通り、くつろぐためにプーケット を目指しました。

ちなみに「ピピ島」ではシュノーケリング体験をしました。30代の今になって思いますが、「ピピ島」の海は私の中でベスト5に間違いなく入る美しい海でした。海の色が澄んだエメラルドグリーンなのです。

プーケットは知名度が高く、行かれる方が多いですが、海の美しさでは断然「ピピ島」です。頭の中で想像する「楽園」という言葉がぴったりな場所です。海が好きな人には「ピピ島」は心からお勧めです。

プーケットに着いた後、偶然屋台で一緒になった日本人に言われました。「せっかくプーケットまで来たならダイビングでもして行きなよ。スタッフが日本人で日本人経営の「ほうぼう屋」というショップがあるよ。おすすめだよと。」

時間もあるし、物は試しで行ってみるかと。そこで、私は初めてのマリンスポーツ、ダイビングに出会います。ドミトリーの共同宿泊施設に泊まることになり、20歳ぐらいの大学生カップルに言われます。「ほうぼう屋ならタイの物価でダイビングライセンスが取れますよ。日本で取得するよりお得ですよ!」

2泊3日で取得できるし、チャレンジしてみようと思いました。「オープン・ウォーター・ダイバー」と呼ばれる、認定証をゲットし、海でダイビングができるよというダイバーの入門向けコースです。

座学の勉強は淡々とこなし、気がつくとプーケットの美しい海でダイビングをすることがとても楽しく、夢中で泳いで魚を探したり、水中で中性浮力をとって、のんびりと浮いていました。ダイビングに出会い、自分が知らない新しい世界を一つ知りました。ダイビングを機会に海に興味が持てたのです。

「ほうぼう屋」ではその後も数日お世話になり、ファンダイビングで自由にダイビングを経験した後、マレーシアの首都クアラルンプールを観光し、初めての「バックパッカー」は終わりました。

知らない他国の文化や宗教、食物を知り、ダイビングの認定証Cカードを取得しました。その後、「バックパッカー」は時々していましたが、ダイビングは完全にペーパーとなり、気がつくと7年ほどの空白期間がありました。

卒業して、社会人として時間に追われる日々が続き、旅行自体も控えるようになりました。しかし、仕事ばかりの毎日でも時々、GW、お盆、年末年始などの長期休暇が取りやすい時期がありました。

頭をクリアにし、ぱーっとリフレッシュできることはないだろうか。そう思った時に、学生時代のバックパッカー旅行、ダイビングライセンスをプーケットで勢いで取得したなあと昔のことを思い出しました。久々にダイビングでもやってみるかと。

首都圏から近い三浦半島、伊豆半島、伊豆大島にダイビングに行き、改めて楽しさに再度目覚めました。それから、アドヴァンスの中級ライセンスを取得しました。これで40mまで潜れる(大抵は30mまで)。

アドヴァンスを持っていないと潜れない場所も多々あるため、趣味で続けるならアドヴァンスまで持っていると楽しみの幅が広がります。

一時期、WEB広告を扱う広告代理店で働いていましたが、その時はとてもハードな日々を過ごしており、長期休暇は思いっきりリフレッシュしようと思い、決め手は不明ですが、セブ島に行きました。

セブ島では本島のマクタン島でレスキューダイバーを取得しました。困っているダイバーがいたら助けられる存在でありたいと思ったからです。そして、セブ島に来たダイビング好きが集まる、西の都「モアルボアル」に行きます。

「モアルボアル」でのダイビングは本当に楽しく、イワシ玉のシーンに出会ったり、バラクーダ(カマスの仲間)に囲まれたり、遠征して流れのあるドリフトダイビングなどもしていました。ショップの選定が良かったのか、料金も安く、食も上手く、ダイビングを毎日楽しんでいました。

ちなみに「モアルボアル」に来るダイバーはお客さんなのに、数百本、数千本の経験者が多く、趣味でダイブマスターを取得しているなど猛者ぞろいでした(笑)。世界一周中にお休みがてら立ち寄ったりなど、様々な人がいました。「モアルボアル」は時間の流れがゆっくりしており、街の空気に余裕があります。とてもお勧めの場所です。

帰国後は、伊豆半島を時々、沖縄を中心に本島や離島で潜っています。ダイビングは老若男女関係なく、出来るスポーツであり、年齢が上がってからもずっと楽しめるスポーツです。

以前の私は完全なる山派の人間でしたが、ダイビングをきっかけに海を好きになれました。人間何をきっかけに好きなものが増え、ライフスタイルが豊かになっていくか、わからないものです。少なくとも私はその内の一つが、ダイビングでした。

このWEBサイトでは、全てのダイバーに役立つ情報を届け、各々のダイビングの役に立てればと思っています。ダイビングのついでに観光もすると思いますので、観光情報を中心に、時々グルメ、宿泊施設なども記事にしています。

このサイトがダイバーの皆様(ダイバーではないけど、観光が好きな皆様にも)のお役に立てますと幸いです。