最終日にも観光できる!沖縄南部のおすすめ観光スポット8選を紹介

沖縄本島南部は、県庁所在地の那覇市を中心に県内で最もにぎやかなエリアです。

しかし、車で30分も走ると、そこにはサトウキビ畑が広がり、沖縄らしい風景が見られます。観光される方の中には、「最終日の出発時間を考えて、空港から近い那覇中心を観光したい」と考えている方も、かなりの人数がいらっしゃるはずです。

そこで今回は、「最終日に観光でき、空港にもアクセスしやすい」おすすめ観光地8選をお届けします。

沖縄南部のおすすめ観光スポット①玉泉洞―おきなわワールド

沖縄テーマパークの草分け的存在のおきなわワールド。那覇空港から車で30分とアクセスがいいのも嬉しいです。

敷地内には、お土産屋さんや食堂、さらに沖縄文化の体験コーナーもあり、大人から子供まで楽しめる「体験型テーマパーク」と言えるでしょう。

人気アトラクションが「エイサー」です。専属のスタッフが勇壮な演舞を披露してくれますし、最後の「カチャーシー」はスタッフの指導の下、お客さんと一体となり盛り上げてもらえます。ノリノリで一緒に踊る方も大勢います。

おすすめは「玉泉洞」という鍾乳洞です。沖縄の地質上、数多くの鍾乳洞がありますが、整備され安全に見学できるこれほど立派な鍾乳洞は全国的にも数少ないのではないでしょうか。特に夏場はひんやりとしていて、中に入るだけで気持ちいいです。

沖縄南部のおすすめ観光スポット②斎条御嶽

琉球の神様「アマミキヨ」が創った御嶽の1つと言われています。

昔は男性が入ってはいけない場所とされていました。今でも男性が入るときは「失礼します」とあいさつをし、女性を先に入れてあげるとよいなどの風習が伝えられています。

今は男女関係なく見学ができますが、1点注意することがあります。それは触れてはいけない場所がいくつかあることです。そこに関しては、説明書きを読まれたり、現地ガイドさんに聞かれたりして、ルールを守るようにしましょう。
また、ここは沖縄の人にとって神聖な場所です。大騒ぎするような場所ではないことは知っておくべきです。

世界遺産にも指定されているこの場所で、おすすめ所は、下の写真のポイントです。

ここから海の向こうに神の島と言われている「久高島」(くだかじま)を見ることができます。ここから神の島を見つめながら、当時に思いを寄せてみるのも、浪漫があり、いいのではないでしょうか。那覇空港からは自動車道を利用して、約1時間です。沢山のパワーを感じ取っていただけたらと思います。

久高島とは

久高島は琉球王国が始まったとされる聖地です。周囲はわずか8kmと小さく、レンタサイクル小回りの効いた観光ができます。久高島には以下のような様々な言い伝えがあります。

「フボー御嶽」:祖先の魂が眠る聖地と言われる、久高島で最も神聖な場所と考えられ、琉球の創世神・アマミキヨが作ったとされている場所です。12年に1度の儀式「イザイホー」が行われていたようで、何人もこの地に足を踏み入れることは禁じられています。

「イシキ浜」:島の東側に広がる浜です。「ニライカナイ」という理想の場所から、ここに五穀の種が入った壺が流れ着いた神聖な場所と考えられています。農業の始まりの地とされている場所でもあり、特別な場所でもあるため、泳ぐことは控えて、ゆっくり過ごしましょう。

「カベール岬」:島の北東の端にあり、神が降臨したと言われる伝説の岬です。透き通った美しい海を眺めることができ、のんびりするのにおすすめの場所です。島の人にとっては絶好のイカ釣りポイントのようです。

久高島へのアクセスは、安座真港から徳仁港まで
・高速船で約15分
・フェリーで約25分

と近く、那覇から日帰りで行ける距離にありますので、時間に余裕のある方は、ぜひ神の島に立ち寄ってみて下さい。

沖縄南部のおすすめ観光スポット③ひめゆりの塔

沖縄戦の激戦地だった糸満市にある慰霊塔です。

沖縄戦では陸軍病院に動員された女学生とその先生が犠牲となりました。その尊い命をまつる場所の1つがここです。隣には平和祈念資料館があり、歴史的側面から、その当時の様子を知ることができるようになっています。

世界各地で紛争が起こっていますが、日本では平成の時代、紛争はなく平和な生活を送ることができています。そんな時だからこそ、ここで心を落ち着かせて、戦争の恐ろしさや平和の大切さを改めて考えてみる機会にしてみるのもいいのではないでしょうか。

入口付近には献花用のお花も販売されています。沖縄に来たからには、立ち寄ってみてほしい場所です。

那覇市内から車で40分ほどです。

沖縄南部のおすすめ観光スポット④首里城

最終日にレンタカーを返却した後でも、ゆいレール一本で行くことのできる観光地がここ首里城です。北部の美ら海水族館と共に、沖縄観光の定番スポットです。

特に秋ごろの修学旅行シーズンのピーク時には、県内小学生、県外中高生が大挙訪れ、城内はごった返しています。お子様連れの方は迷子には十分気を付けてください。

朱塗りの正殿は威風堂々としており、城内のあちこちを散策すると、琉球の文化が中国の影響を色濃く受けていたことがよくわかります。本土で見られる城とは全く違うので、歴史好きの方は特に楽しめるでしょう。赤い正殿をバックに写真を撮ると、インスタ映えするとも思います。

城周辺にも琉球王朝関連の観光地は多くあります。お時間ある方は、ぜひ訪れてみてほしいです。

沖縄南部のおすすめ観光スポット⑤識名園

識名園も世界遺産に指定されている施設です。琉球王家最大の別邸で、保養や外国からの使節団の接待などで使われていました。

識名園の造園形式は「廻遊式庭園」と言われ、池の周りを散策しながら、四季の景色の移ろいを楽しむことを目的に造られました。池に浮かぶ東屋は中国風の六角堂が建てられるなど、琉球独特の様式が見られます。

ここは年中通して、あまり混雑していることがなく、穴場的な場所だと言えるでしょう。那覇空港から車で30分かからない場所にありますし、那覇ICからも近いので、アクセスしやすいと思います。

ここからなら、車で10分かからないエリアに「首里金城町の石畳」がありますので、足を伸ばしてみてもいいのではないでしょうか。

沖縄南部のおすすめ観光スポット⑥玉陵

これで「たまうどぅん」と読みます。沖縄の発音って難しいですよね。ここも世界遺産に登録されています。首里城一帯は世界遺産が数多くありますので、世界遺産好きの方にはたまらないかもしれません。

この場所は、簡単に言うと「歴代の琉球王のお墓」。詳しく言うと「第二尚氏王統の歴代国王が葬られている陵墓」です。日本本土で見られる陵墓とは全く違いますので、一見の価値はあると思います。

沖縄南部のおすすめ観光スポット⑦瀬長島

那覇周辺を観光する時間的余裕がない方におすすめなのがここ「瀬長島」です。那覇空港の隣にある小さな島ですが、海中道路が通っていますので、車で簡単にアクセスできます。

島内には「瀬長島ウミカジテラス」というきれいでおしゃれな施設もありますので、休憩したり食事をとったりすることも可能です。ここから那覇空港までは車で10分ほどですので、沖縄最後の観光スポットとしても最適だと思います。夏場は泳ぐこともできます。

この島で、私的なおすすめは2つ。

1つ目はこの島の真上を飛行機が離発着します。特に着陸する飛行機を大迫力で見ることができるのはなかなかできない体験です。
那覇空港には大きなジェット機も就航しているので、迫りくる大きな飛行機に押しつぶされそうになるあの感覚は、味わったものにしかわからない、おもしろさがあります。

2つ目は、島の西側に那覇空港の滑走路を見ることができますので、車を停めて離着陸をのんびり眺め、沖縄観光の思い出にふけることができる点です。「沖縄にもっといたいなあ」という気持ちになっている時、ここに来ると切なさと共に、また来たいと思うことは間違いありません。

それが夜だと、空港のライトや滑走路上の電球類もきれいに見え、それがより効果的になり、帰りたくないという思いが強くなります。そうした雰囲気のいい場所ですので、週末の夜はデートスポットにもなっていて、駐車スペースは車でいっぱいということも珍しくありません。

空港にとても近いのですが、侮れないスポットだと言えるでしょう。

沖縄南部のおすすめ観光スポット⑧国際通り

那覇市と言えば、ここ「国際通り」をイメージされる方も多いのではないでしょうか。沖縄戦で焼け野原となった那覇市の復興のシンボルとして、「奇跡の1マイル」と言われた国際通りは、今も交通量が多く、観光客でにぎわう場所であることに変わりはありません。

私も初めて沖縄に訪れた際は、国際通りに宿泊先を決め、ここを拠点に観光を行いました。通り沿いには、お土産さんと飲食店が充実しており、沖縄観光で購入したい商品や食べたい沖縄料理は、ほぼ堪能できると思います。

国際通りに行けば、沖縄料理の定番である、下記の食事を食べることができます。

1ご当地「沖縄そば」
2沖縄が誇るブランド豚「アグー豚」
3国内トップクラスの養殖を誇る「車エビ」
4沖縄を代表する炒め物「ゴーヤチャンプル」
5豚の角煮「ラフティー」
6戦後から地元民に愛される「ジャッキーステーキ」
7ソウルフード「タコライス」
8沖縄風ドーナツ「サーターアンダギー」
9定番の「ちんすこう」「紅芋タルト」
10豆の美味しさを活かした「ぜんざい」
11沖縄民が愛する「オリオンビール」と「泡盛」

しかし、「国際通りは観光客対象のお土産屋さんと飲食店ばかり」という印象が強く、正直なところ、地元の方はあまり利用していないのが実情です。買い物にしろ、お酒を飲むにしろ、国際通りには行かないことがほとんどのようです。故郷から友人が来たり、親が来たりしたときのみ、国際通りで待ち合わせて、その近くで飲食をする程度のようです。

国際通りの中央部に、商店街や公設市場があり、そこは懐かしいディープな沖縄を感じることができるスポットですので楽しめますし、商店街を抜けたあたりには、地元では有名なジャズ喫茶があるなど、コアな沖縄が好きな方にはおすすめできます。

国際通りよりも、ゆいレールを利用して、空港に近い小禄付近や、おもろまち周辺の方が便利でお店選びにも苦労しないと思います。大きなスーパーもあり買い物にも苦労はしなくてすみます。もちろん車でも行くことができます。

郊外にあたりますので、大きな駐車場もショッピングセンターにはありますので、レンタカーならいろいろ買って車で運ぶこともできるので便利だと思います。

沖縄南部のおすすめ観光スポットまとめ

沖縄本島南部の観光スポットについてまとめてみました。

狭いエリアに見所が集中していることもあり、朝早く出れば、ほぼ1日で全部周ることができます。世界遺産、パワースポット、隠れた名スポットまで、沖縄の魅力が詰まっている南部エリアです。

他にも、沖縄戦関連のスポットとして「海軍豪跡」もありますし、女性で買い物好きな方は「DFSギャラリア」もゆいレールの駅近くにあります。ぜひ、次の旅行計画に参考にしてみて下さいね。

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