沖縄本島で一番人気!沖縄中部のおすすめダイビングスポット5選

沖縄本島で一番人気!沖縄中部のおすすめダイビングスポット5選

沖縄本島の中部エリアには、ダイビングポイントがとても多くあります。

本島の2大ビーチエントリーポイントとして知られている「真栄田岬」「砂辺」も中部エリアですし、夏場に多くのダイバーが押し寄せる「恩納村」も中部エリアといって良いでしょう。

沖縄の魅力が凝縮!雨でも冬でも楽しめる恩納村の観光&グルメが最高!

沖縄の魅力が凝縮!雨でも冬でも楽しめる恩納村の観光&グルメが最高! 沖縄といえば夏なイメージがありますが、恩納村(おんなそん)は冬も楽しい。魅力は何も海だけではありません。海だけ、なんてもったいない!なんなら雨の日でも楽しめる[…]

人気のポイントを多く抱え、1年を通して訪れるダイバーが多い中部エリアのポイントは魅力が満載です。そこで今回は、本島で1番人気の本島中部のダイビングスポット・エリアのおすすめ5選をお届けします。

沖縄中部のおすすめダイビングスポット①真栄田岬

沖縄本島のダイビングポイントで1番有名なのがここ「真栄田岬」です。ダイバーだけでなく、夏場は特に多くの観光客が訪れてにぎわっています。主にビーチエントリーポイントですが、近年、ボートダイビングされる方も増えてきました。

ビーチエントリーの場合、タンクを背負った状態で65段の階段を上り下りしなければなりません。特に帰りの上りはより重みを感じます。ダイバーの中には、「真栄田は日陰がない分、サイパンのグロットよりもきつい!」という方もいるほどです。

ダイビングは2コースあり、「ツバメの根からハゼ場を潜る」コースと、「ガレ場から青の洞窟を潜る」コースです。最低1日に2ダイブ、あるいは3ダイブするショップがほとんどです。

○真栄田岬コース1の特徴-ツバメの根からハゼ場を潜る

沢山の生物が見られ、ちょっと深場のハゼ場では、以下の人気者が通年見られます。
・ヤシャハゼ
・ヒレナガネジリンボウ
・ヤノダテハゼ
・ホタテツノハゼ

また、ツバメの根周辺では、ホソゾラワラエビ、バブルコーラルシュリンプなどが見られます。まれですが、ホムラハゼやボロカサゴが出ることもあります。何が出てくるかわからないポイントです。

○真栄田岬コース2の特徴-ガレ場から青の洞窟を潜る

青の洞窟は、那覇中心部からのアクセスも遠すぎない距離にあるため、観光客から人気のスポットになっております。伊豆や串本のように、沖縄も現地のダイビングショップは、個々の店でメインとしている活動領域がありますが、青の洞窟を中心にダイビングを開催している店も複数あります。

青の洞窟はダイビングもできますが、小さなお子様も一緒に楽しめる、シュノーケリングのスポットとして特に人気があります。値段の目安も以下の通り、リーズナブルに楽しめます。

体験ダイビング
・年齢:10歳以上で参加可能
・料金:8000円前後

シュノーケリング
・年齢:2歳以上で参加可能
・料金:5000円前後

参考:沖縄 青の洞窟 シュノーケリング

そのため、青の洞窟はダイバーだけでなく、多くのシュノーケラーでごった返しています。ダイバーは混雑することなく、水中から行けますので楽ちんです。多くのシュノーケラーの足を、下から見ながらの青の洞窟ダイビングは何とも不思議な感覚です。

こちらのコースも以下のような生き物に遭遇することが多いです。時々、バレーボールぐらいの大きさのオオモンカエルアンコウがいます。

・カサイダルマハゼ
・ヤマブキハゼ
・オオモンカエルアンコウ

意外に見落としがちなのが、エントリー口からのガイドロープ代わりの鎖周辺です。フィンを履く足元には、モンツキカエルウオがいますし、鎖周辺にも写真のようなかわいいハゼやギンポ類がいますので、見てほしいですね。

北風には弱いポイントなので、基本夏場のポイントです。荒れているときに無理して潜り、特にアメリカ人ダイバーは、年に1~2回の割合で事故を起こしています。気を付けなければなりません。

沖縄中部のおすすめダイビングスポット②砂辺

沖縄本島のビーチエントリーポイントとして有名です。海岸沿いからすぐエントリーとエキジットできるので、タンクを背負っての移動距離が少ないのがありがたいです。

ポイントはいくつかあり、最もよく使われるのが「No.1」や「お花畑」と呼ばれている場所です。リーフの上を水面移動し、深くなっている所から潜行開始し、ダイビングがスタートします。

水深は深く行っても23mほどです。潮が流れることも少なく、初心者から安心して潜ることができますし、コース取りも簡単で、バディダイビングでも1人が経験豊富ならば、陸に戻ってくることは容易にできるので、そういうスタイルで潜られる方も少なくありません。

生物は、写真のジョーフィッシュ、ヤシャハゼ、ヒレナガネジリンボウ、様々な甲殻類、ウミウシ類が見られ豊富です。また、年に1回、サンゴの産卵ポイントとしても知られ、その時には多くのダイバーがナイトダイビングをしています。

近くには、ウェットスーツのまま入れる沖縄そば屋や、ダイビング後の冷えた体に最高のカレー屋さんもあり、別の楽しみ方もできます。ショッピングセンターも近いので、アフターダイビングも楽しめます。

沖縄中部のおすすめダイビングスポット③残波岬

残波岬は読谷村にあるダイビングポイントで、夏場によく潜られています。

ポイントはいくつかありますが、ダイナミックな地形を楽しむか、小さな生物を見るかが中心で、時に写真のような回遊魚の群れが出ることがあります。

ここで見れる生物は
・紫色のニライカサゴ
・カエルアンコウモドキ
・ピグミーシーホース

等です。ビーチエントリーもできますが、タンクを背負って高い段差の上り下りがあります。体力のない方は、そこでばててしまいますので、ボートポイントとして考えましょう。

沖縄中部のおすすめダイビングスポット④恩納村

人気ポイントが数多くあるのが、ここ恩納村です。ビーチダイビングもボートダイビングも両方楽しめますが、今回はボートダイビングに絞って書きたいと思います。というのも、恩納村周辺は最近、多くの大型リゾートホテルが建設、あるいは計画中となっています。

そのため、これまで普通にビーチから潜れていたところも、今後どうなるかわからないからです。以前、ビーチからアケボノハゼが見られるポイントもありましたが、そこもリゾートホテルの建設と共にボートでしか行けなくなりました。

今後も「そんなにたくさんホテルが必要なの?」と思うぐらい計画中を含めて、建設ラッシュになりそうな気配です。今までエントリーできていた場所が、いきなりリゾートの敷地内になり、立ち入り禁止ということも十分あり得ることです。

ボートダイビングは、これからも大きな変化はないと思われますので、そこに絞りますね。

恩納村で1番人気があるのが、水深30mある「ドリームホール」という竪穴を潜行するポイントです。水中ライトを持ち、L字型の洞窟を潜るケーブダイビングはアドベンチャー気分が味わえます。水底の穴の出口のシルエットがピカチューみたいに見えることからも有名になりました。

しかし、恩納村に来られる多くのダイバーのお目当てが「フィッシュウォッチング」と「かわいい魚の写真を撮る」ことです。
特に写真のナカモトイロワケハゼは超人気で、地元のガイドさんたちがルールを決め、ペアリングする時期には潜らない等の規制をかけて守っています。ここ何年もずっと見ることができているのも、そのおかげでしょう。

他にも砂地でチンアナゴやニシキアナゴが見られ、リュウキュウハタンポやカスミチョウチョウオの群れなど、華やかな光景と遭遇することもあります。

また、毎年いろんな魚が見られる「なかゆくい」では、狭いエリアに写真スポットが時に10か所近く存在することもあります。20mを超える水深ですので、長居ができず1ダイブでは撮影しきれないほどです。下の写真の緑のカミソリウオもここで写しました。

ちょっと深場に行ってもいろいろ出てきます。浅瀬に珊瑚礁が広がる「ホーシュー」というポイントは、沖へ進むと40mほどのドロップオフに遭遇します。

ここで初めて「シコンハタタテハゼ」を見せてもらいました。珍しい生物が時折登場するので、ガイドさんの指示に従った上で案内してもらうのがいいでしょう。大きな洞窟やクレバスもあることから、地形派ダイバーやフォト派ダイバーには特におすすめです。

写真の「イトヒキコハクハナダイ」もここで見せてもらいました。この時は興奮したのを覚えていますね。本当にきれいな魚で、一期一会的な出会いに感謝したものです。

透明度のいい海で、色んな生物を見ることができる、恩納村ダイビングは夏場におすすめです。しかし、地形的に北風に弱いのが弱点です。夏場でも台風の影響で北風に変わってしまうと潜れなくなります。

恩納村エリアの最後の砦で「山田ポイント」という場所があり、沖縄では珍しい「ウデフリツノザヤウミウシ」が見られたり、フリソデエビが登場したりするなど、すごいポイントですが、ここもクローズになった時は、もうこのエリアで潜ることは難しいと考えてください。

ずっと滞在したい!沖縄の楽園・恩納村で感動のダイビング!

ずっと滞在したい!沖縄の楽園恩納村で感動のダイビング! 沖縄県恩納村エリアは沖縄本島で最もダイビングスポットが多く、大人気のエリアです!恩納村のダイビングスポットの特徴は初心者から上級者まで楽しめるバリエーションに富んだダイビ[…]

沖縄中部のおすすめダイビングスポット⑤東海岸

沖縄本島中部のダイビングは、ほとんど西海岸にポイントが集中しています。しかし、実は東海岸にもポイントがあり、うるま市沖の海には西海岸とはちょっと違うポイントが点在しています。

まだまだ潜る人が少ないので、海も荒れている感じはなく、サンゴもびっしりとついているところも珍しくありません。実際、潜ってみても、「サンゴは西海岸よりもきれいかも」と思ったほどでした。

ツバメウオがいつも20匹ぐらい群れているポイントです。大きなウミウチワが折れることなく見られるポイント等は、西海岸では少なくなっていますので、貴重です。

1ダイブで沢山の魚が見たい!という方は「漁礁」というポイントがおすすめです。コンクリートの塊が沈められているポイントですが、実に多くの魚や生物が見られます。カエルアンコウ類やウミウシ類は年中見られることが多く、特に夏場は漁礁全体をスカシテンジクダイやキンメモドキが覆うほどです。

それを狙ってミノカサゴが泳いでいますし、回遊魚も入ってきます。侮れないポイントなのです。

また、砂地が綺麗な「サンドウェイ」では、写真の「ジャパニーズピグミーシーホース」や「ピグミーシードラゴン」などが期待できます。面白いポイントが沢山あり、東河岸の魅力も知ってもらいたいですね。

こちらをガイドしているショップは、西海岸に比べると圧倒的に少ないです。それでも東海岸専門のショップもありますので、ぜひ行ってみてほしいです。

沖縄中部のおすすめダイビングスポットまとめ

沖縄本島中部のダイビングスポットについてまとめてみました。

中部地域は、恩納村を中心に観光化されていて、ホテル周辺には多くの飲食店やお土産屋もあり、アフターダイビングも楽しめます。北谷町もショッピングセンターや飲食店もいっぱいで、地元の方も多く利用しているほどです。

自然と歴史を堪能しよう!沖縄中部のおすすめ観光スポット7選

沖縄本島中部は嘉手納基地や普天間基地を抱え、沖縄市の「コザ」に代表される軍関係者も多く訪れるナイトスポットもある等、アメリカらしさを感じるエリアです。 同時に、おしゃれなスポットが多い北谷や、大学が密集する宜野湾や西原町も[…]

しかし、一度海に出てしまえば、真っ青な海が一面に広がり、のんびりした時間を過ごせることは間違いありません。沖縄中部のダイビング、楽しんでくださいね。

最新情報をチェックしよう!