【東伊豆】東の横綱的存在!伊豆海洋公園のダイビング

【東伊豆】東の横綱的存在!伊豆海洋公園のダイビング

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伊豆海洋公園はダイバーの間ではIOP(Izu Oceanic Park)と略されることが多く、ダイバーだけでなく、シュノーケルをする人にも人気です。

今回は主に以下3点の内容に関して、ご紹介します。
・伊豆海洋公園が人気になっている理由5選
・レベル別に応じた楽しみ方
・ダイビング後のグルメ

1.伊豆海洋公園が人気になっている理由【5選】

伊豆海洋公園は、初心者ダイバーからベテランダイバーまで人気のダイビングポイントで、年に何度も通うようなリピーターをも、飽きさせないポテンシャルを持った海ですが、人気になっている理由は、主に次の5点があります。

伊豆海洋公園が人気の理由①魚の数、種類が豊富

伊豆海洋公園がある城ヶ崎海岸は、近くにある大室山が噴火して、溶岩が海に流れ出して、急激に冷やされてできた地形のため、ゴツゴツとした切り立った岩肌が特徴です。マップ(ポイントマップ)を見てもわかるように、この複雑な地形が海の中にも続いています。

崖のように急に深くなる地形をしているため、群れをなすイワシやキビナゴが集まり、それら小魚を狙って、ブリやカンパチといった回遊魚も集まってきます。また、複雑な地形をしているので、小魚の隠れ家になる岩の亀裂には、レアな小さな生物も次々と見つかります。

また、エントリー口からそのまま沖に出ると広大な砂地にもなることから、サメやエイなどの砂地に住む生物も見られるとあって、魚の数も種類も豊富に見ることができるのです。

伊豆海洋公園が人気の理由②安定した海の透明度

いくら魚が多くても、透明度が悪ければ楽しむことができません。伊豆半島では、一般的に春から夏にかけては、通称「春濁り」と呼ばれる、主にプランクトンによる濁りが出やすくなります。そして、秋から冬になるとプランクトンの数が減り、透明度が20mを超えて、南国リゾートにも負けないキレイな海になることが多々あります。

同じ伊豆半島でも伊豆海洋公園は、濁りが少なくて、他ダイビングポイントと比較して、透明度が安定していることが知られています。春から夏の濁りやすい時期には、濁りが薄くて済み、透明度の良いときには周辺のダイビングポイントが透明度15mだとすると、伊豆海洋公園では透明度20mのように他よりもキレイになります。

透明度が安定して高い理由は、主に2つあります。1つ目は近くに大きな川が流れていないことで、川が近くにあると雨が降ったときには泥水が流れ込みやすくなります。

2つめは、潮通しがよいことがあがられます。湾のように水の出入りが少ない海では、一度濁るとなかなか透明度が回復しません。伊豆海洋公園は外洋に面しているため、海が荒れやすいというデメリットはあるものの、濁りが洗い流されやすいメリットがあります。

伊豆海洋公園が人気の理由③南国リゾートに来ているような雰囲気

伊豆半島のダイビングポイントは、漁港にあることが多く、同じ城ヶ崎海岸にあるダイビングスポットの「富戸」や「八幡野」も漁港内にあり、漁船や漁港の施設が目に入ります。

一方、伊豆海洋公園は園内に芝生やヤシの木が植えられていて、リゾート気分が高まります。海を見ると伊豆大島が目の前に見えて、周囲を見渡しても日常生活を感じさせる建物が目に入ることがなく、癒やしを感じることができます。

伊豆海洋公園が人気の理由④ダイバーやシュノーケル、海水浴客にも使いやすい施設

ウェットスーツを着ていても、約40分間水中にいると体は冷えてきます。特に2本目のダイビングは、より体が冷えるため、1本目と2本目の間に、お風呂でしっかりと温まれると、2本目のダイビングの寒さを軽減することができます。

伊豆のダイビングポイントには、体を温められるお風呂があるポイントが増えてきましたが、伊豆海洋公園のように、ダイバーが40人入れるほど大きなお風呂(ジャグジー)を備えているところは他にありません。

夏場には、磯プールが開場して海水浴客も伊豆海洋公園を利用しますが、シュノーケルをする人や、海水浴客も大きなジャグジーを利用することができます。

また、休憩するテーブルの周りは屋根があって雨が降ったときにも安心な上に、冬になると周囲を透明なビニールシートで覆い、中には薪ストーブが炊かれているところも嬉しいところです。

他にも、エントリーとエキジットのロープが別に用意されていたり、セッティングをする場所は広いコンクリート敷きになっていて、混雑しているときでも場所にゆとりがあります。

さらに、電子レンジやポットなどが用意されていたり、講習や体験ダイビングでいきなり海に入るのでは緊張感が高まってしまうときには、海水プールで練習できたりと、ここまで充実しているダイビングポイントは、伊豆では伊豆海洋公園以外にありません。

伊豆海洋公園が人気の理由⑤毎月のように開催される多彩なイベント

伊豆海洋公園では、お正月には餅つきをしたり、バレンタインやひな祭りなど、季節に応じたイベントを毎月のように開催しています。

特に人気のイベントが、クリスマス時期で、11月の下旬からクリスマスまで、園内のあちこちにクリスマスの飾り付けがされていて、水中には高さ約5mのクリスマスツリーが設置されます。

冬になると伊豆半島全体の透明度があがりますが、北西季節風の影響で東伊豆にある伊豆海洋公園は、安定して穏やかな海況になります。そのため、12月は真夏以上に伊豆海洋公園にダイバーが集まります。

ツリーの近くには、水中ポストもあって、ラミネート加工をしたクリスマスカードを投函することができます。絵葉書と郵送料、それにラミネート加工まで含んで\110と安価なことも嬉しいところです。

2.レベルに応じた伊豆海洋公園の楽しみ方

伊豆海洋公園は、体験ダイビングや初心者ダイバーから、ベテランダイバーまで多くのダイバーに愛されている海です。何度も伊豆海洋公園で潜っているベテランダイバーであれば、水中ガイドをつけずに、いわゆるセルフダイビングで潜る人がいるかもしれません。

しかし、安全面でも、魚を見つけてもらえるといった意味でも、水中ガイドをつけて潜ることが一般的です。ダイバーのレベルによって、伊豆海洋公園でどんなダイビングが楽しむことができるのかを以下に示してみます。

伊豆海洋公園の楽しみ方①体験ダイビングでの楽しみ

ダイビング指導団体PADIの基準では、体験ダイビングの最大水深は12mまでと定められています。伊豆海洋公園では浅いところでも、テンジクダイの仲間やキビナゴの群れが多く、体験ダイビングでもたくさんの魚に巻かれる体験をすることができます。

以前は、水中ポストは水深20mの砂地だけに設置されていましたが、最近では水深5mのところにも、水中ポストが設置され(時期によっては撤去されていることもあり)、体験ダイビングでも、はがきを投函できるようになりました。

伊豆海洋公園の楽しみ方②初心者ダイバーの楽しみ

ダイビングをはじめるときには、マンタやジンベイザメといった大物に、海中で会いたいと思う人が多いのではないでしょうか。マンタやジンベイザメには、なかなか会うことは難しいですが、1mに達する大きな魚(コブダイ、アオブダイ、クエ)には、伊豆海洋公園では初心者でも会うことができます。

特にコブダイは、ダイバー慣れしている個体が多く、向こうから近づいてきてくれて、いつまでもついてきてくれます。他にも、浅いところから小魚の群れを見ることができ、レアなマクロ生物(カエルアンコウやウミウシなど)も、水中ガイドが紹介してくれます。

伊豆海洋公園の楽しみ方③中級ダイバーの楽しみ

最近では、初心者のうちからカメラを持って潜るダイバーが多くなっています。初心者のうちは、潜ることで精一杯でカメラで写真を撮るときも、証拠写真的な写真しか撮れないことが多いものです。潜ることに慣れてきた中級者ダイバーは、写真に集中して潜ることができるようになります。

ダイナミックな地形や圧倒的な群れの写真を、芸術的に撮るには、水中ストロボを使わないと光が当たらなくて、青みが強い写真になってしまいます。動きの少ない小さな生物の撮影(マクロ撮影)であれば、デジカメについている内蔵ストロボでも光が当たるので、鮮やかな写真を撮ることができます。

伊豆海洋公園は、マクロ生物の宝庫といってよいほど、たくさんの人気の生物が見つかります。水中ガイドに生物を紹介してもらったら、じっくり撮影するのも良いですし、自分で見つけた可愛い生物を、自分なりの構図で撮影してみると、図鑑で見る生物よりも愛嬌があって見えるものです。

伊豆海洋公園の楽しみ方④ベテランダイバーの楽しみ

伊豆海洋公園を何度も潜っているベテランダイバーであれば、水中ガイドをつけなくても、自分でナビゲーションができるようになっているかもしれません。伊豆海洋公園の受付に行けば、優しいスタッフがマップ(ポイントマップ)を使って、見どころや注意点を教えてもらえます。

ベテランダイバーならば、行ってもらいたい伊豆海洋公園のエリアといえば、2の根です。普通に泳ぐと片道10分ほどかかるエリアで、2の根の先端は水深50mを超えるほどの深さがあるのでエア持ちがよくて、浮力の調整がしっかりできるダイバー限定のポイントです。

エア持ちが少し心配だという人は、伊豆海洋公園には14リットルタンク(シリンダー)が用意されているので、利用した方がよいでしょう。また、ベテランでも潮の流れがあったり、透明度があまり良くないときなど、少しでも不安があるときには、水中ガイドをつけて潜るようにしてください。

2の根は、伊豆海洋公園の近くのエリアと比べると、ダイバーの数が少ないこともあって、色とりどりのソフトコーラルが美しいのが見ものです。2の根の上の浅いところにはキンギョハナダイが、少し深場にはサクラダイが、その下にはナガハナダイやスジハナダイなどが乱舞しているので、遠征した価値があります。

3.伊豆海洋公園で潜った後のグルメ

せっかく伊豆にいったのだから、ダイビングだけでなく、新鮮な海鮮グルメを楽しみたいと思うものです。国道沿いには、たくさんの海鮮料理屋さんを見つけることができますが、おいしくて、ボリュームがあって、値段も高くないところとなると、それほど数は多くありません。

そして、アフターダイブでランチを食べにいくので、15時くらいまでは営業していてくれないと困ります。そこでおすすめするのが、「カネミツ水産」です。

カネミツ水産は、魚屋さん直営なので、新鮮な魚介類をリーズナブルな料金で頂くことができます。オススメのメニューは、刺身定食とアジフライ定食です。刺身定食は10品以上の刺し身が乗っているのに、1,800円はお得です。

アジフライ定食は、サクサクでボリューミーなアジフライはもちろん、付け合せについている刺し身が、他店で食べる刺身定食並みに付いていて、1,600円は破格な料金です。

伊豆高原駅内にある「おかりば」も、メニューが豊富で、ランチタイムは値段もリーズナブルだし、新鮮な地魚を使っているのでオススメです。駅構内にあるので、電車派ダイバーにも利用しやすい店舗です。

車でいくときには、伊豆高原駅に繋がっている有料駐車場に停めますが、おかりばで食事をすれば2時間無料のサービス券がもらえます。駐車場は伊豆高原駅の北と南にありますが、南側(やんも口)の方が近くて便利です。

伊豆海洋公園の魅力のまとめ

東京からだと渋滞がなければ、わずか2時間半ほどで到着することができる伊豆海洋公園はアクセスが容易で、日帰りでもラクラク潜りにいくことができます。まとまった休みがとれないから、なかなかダイビングを続けることができないと思っている方は、伊豆海洋公園をホームグラウンドにして、ブランクがあかないように潜りにいってみてください。

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