【伊豆諸島】イルカと泳げるダイビング!初島の魅力を解説
今回は日帰りで簡単に訪れることのできるちょっとしたリゾート【初島】についてご紹介したいと思います。
目次
1.初島とは?
初島とは、伊豆半島の東に位置する静岡県最東端の離島です。首都圏から一番近い離島とも呼ばれており、熱海にある港から高速船で約20分~30分ほどで訪れることが出来ます。
初島はファミリーでもカップルでも、もちろん友達同士でも楽しむことが出来る施設が数多くあります。大自然を感じることができるアドベンチャー施設や最近流行りのグランピング施設など、多くのアクティビティが充実しています。
そしてマリンアクティビティももちろん充実しており、ファンダイビングから体験ダイビング、シュノーケリングを楽しむことが出来ます。宿泊施設もお手頃な民宿からラグジュアリーホテルまであるため、日帰りでも宿泊旅行でも楽しめるリゾートとなっています。
2.初島へのアクセスやフェリー料金は?
初島に行くには、熱海港からの定期船に乗っていく必要があります。
東京から熱海港までは、新幹線を利用して約40分で来ることが出来ます。大抵のダイビングショップは熱海港まで車で来ます。もちろん私用の車で、専用の駐車場を利用することも可能です。
熱海港から初島までは、「イルドバカンスプレミア」、もしくは「イルドバカンス3世号」のどちらかの定期船に乗っていきます。平日は10便、休日と繁忙期は11便運航しているようです。
※繁忙期などの詳しい情報は公式ホームページに載っていますので訪れる際はご確認ください。
乗船券は熱海港で直接買えますので、当日に熱海港にある建物内でゲットしましょう。建物に入って左側にカウンターがありますので、そちらで人数分ご購入下さい。
乗船時刻はカウンターの上に表記してあります。料金表もカウンターで確認できます。乗船料金は往復料金であり、税込みで下記の料金となります。
・小人(小学生)1320円
・未就学児 無料
※一応ペット料金もあり、小人と同額となります。
※15名以上の購入で団体割引が適応されるので、大人数で行っちゃいましょう。
ちなみに購入の際にクレジットカードなどは使えません。現金のみですのでお気を付けください。また、乗船券は往復分になりますので、熱海港に帰ってくるまでは無くさないようにしましょう。初島から熱海港に戻ってきた際に乗船券が無いと、熱海港で下船できませんのでご注意ください。
出船時間が近くなりましたら、乗船改札口に並びましょう。出船時間になればみんな移動し始めますし、外に出ればすぐ分かりますのでご安心ください。
ここでダイビング器材を持ち込む方は忘れずに一緒に持ち込みましょう。大きな器材などは乗船したらまとめて置いておく場所がありますので、そちらに置いておきましょう。
「イルドバカンスプレミア」は船内もとてもきれいで、快適に過ごすことが出来ます。天気が良ければデッキで初島に近づいていくのを見ながら過ごすのも良いですし、船内にある座席で過ごすのもグッドです。
船内の階段を下りていくとフリースペースのようなところがありますので、そこでくつろいでもいいかもしれません。30分ほどの乗船であっという間に初島港に到着です。ダイビング器材を持ち込んだ人は船に忘れないようにしましょう。
3.初島のダイビングポイントは?
初心者から上級者まで楽しめる
初島には初心者から上級者まで楽しめるポイントがあります。そちらもご紹介します。初島には4箇所のダイビングスポットがあります。
初島のダイビングスポット①【ニシマト】
深度が深い場所でもないので、体験ダイビングでも気軽に行けます。
初島のダイビングスポット②【ヤンバタ】
上記の2箇所は島の奥寄りに位置しています。
初島のダイビングスポット③【フタツネ】
イルカにも出会えるポイントです。
初島のダイビングスポット④【イサキネ】
それらに対して船を降りて左に5分ほど歩くと、上の2箇所のスポットがあります。
どのポイントもマクロからワイド、両方を楽しむことが出来ますが、やはりフェリーで移動している分、伊豆のポイントで見られる生物よりかはワイド寄りと言えます。
ベテランダイバー向け
初島のダイビングスポット⑤【ヤグラ2.5】
期間限定でオープンするので、慣れてきたら是非チャレンジしちゃいましょう。
初島手前に位置するポイントの【フタツネ】の前には初島ダイビングセンターがあります。
男女別更衣室やシャワーを完備してありますし、麦茶のサービスなどもあって、とても使いやすいです。外のシャワーは水しか出ないので、温かいシャワーを使いたい場合は、室内の方を使いましょう。
こちらのダイビングセンターではウエイトを貸してもらえますので、わざわざフェリーに重いウエイトを持ち込まなくて大丈夫です。ウエイトを借りる際には、「どのダイバーが何キロ使うか(使うウエイトの個数)」をスタッフさんに申告するシステムです。万が一無くしてしまうと、1つのウエイトにつき500円の罰金ですので気をつけてくださいね。
建物向かって右側には器材干し場がありますので、ダイビングを楽しんだ後はそちらをお借りしましょう。乾かしている間にお昼を食べに行くと丁度良いかと思います。
4.初島のダイビングでイルカは見られるの?
ダイビングをやっていればイルカと一緒に泳ぎたいと思うことは、一度はあると思います。初島はそのイルカに会えるダイビングスポットでもあります。
イルカに会えるポイントは奥寄りにある【ニシマト】の方で、深度が深い場所でもないので、ビギナーさんでも遊びに行けるとのことです。
ちなみに筆者が初島に遊びに行った時は、手前の【フタツネ】でダイビングを楽しんでいましたが、そちらでもイルカに会うことが出来ました。
必ずしも会えるというわけではありませんので、根気よく何回も通いましょう。初島周辺のイルカは人慣れしているのか、ぐるぐると私たちの周りを泳ぎ一緒に遊んでいるようでした。
イルカのシーズンになると非常に混雑することもあり、イルカのポイントでのダイビングは1日1回までとなることもあるそうです。
5.初島は初心者ダイバーでも大丈夫?
ダイビングを始めたばかりの人は、離島と聞くだけで少しハードルを感じてしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。
初島ではそんな方でも問題なくダイビングを楽しむことができます。確かにベテランダイバー向けのポイントもありますが、手前に位置する【フタツネ】などはビギナーさん向けと言えるでしょう。
潜降したらロープがありますので、ロープ伝いにゴロタエリアを進んでいくと良いでしょう。
こちらのポイントは、かなり深いわけでもありませんが、水深の平均は15m弱ぐらいになりますので、体内に窒素がたまりやすいです。浮上の際は安全停止をとるようにしてください。ダイブコンピュータの確認はもちろん、残圧にも気を付けましょう。
また、初島ではアルミタンクを使うため、スチールタンクの時よりもウエイトは+2㎏程に変更するなど、潜りやすいウエイトに調整すると良いでしょう。アルミタンクは残圧が無くなるほど軽さを感じやすくなりますので、ビギナーさんは少々オーバーウエイトで潜り、怖がらずBCDに空気を入れ浮力を確保してもいいかもしれません。
10ℓタンクですが、細長いタンクのためBCDのつける位置も気をつけましょう。ビギナーさんでも楽しめる【フタツネ】ですが、こちらのポイントでも十分に綺麗な景色や生き物に出会うことが出来ます。
ちなみに、ダイビングは怖いけど海は楽しみたい!という方や家族旅行で小さなお子様連れの方は、シュノーケルも出来ますので是非そちらも検討してみてください。シュノーケルが出来る期間は確認してくださいね。
6.初島ダイビングの料金はどのくらいなの?
ファンダイビング、体験ダイビング、シュノーケルなどで料金は異なりますし、利用するショップでも多少サービスや値段などに差が出てきますので自分の目的に合うショップを選びましょう。
初島のファンダイビング
日帰り2ビーチで約15000円~20000円
初島の体験ダイビング
15000円前後
※体験ダイビングは10歳以上など規定がありますので都度確認してください。
フェリー料金などは含んでおりませんので若干割高な気もしますが、リゾート気分を味わうことが出来ますので満足度は高めかと思います。
7.初島のアフターダイビングの楽しみ方
ダイビングを楽しんだ後はやはりお腹が空きますよね。ダイビングで疲れた後は美味しい海の幸で回復しちゃいましょう。
初島ダイビングセンターへ向かうまでの道中には多くの定食屋が軒を連ねています。ちょうど2ダイブを終え、お昼ごろになるとどのお店も満席となり、お店によってはかなり待つことになりますので、時間をずらしていくか、あらかじめ予約をしておくと良いでしょう。
お気に入りのお店を探すのも初島で楽しむポイントのひとつですね。
※上の写真は「さかや」という定食屋さんの二色丼です。こちらのお店はダイバー限定のサービスもあったので訪れた際は店員さんに確認してください。美味しいご飯がちょっとお得にいただけるかもしれません。
8.初島の良い点!ちょっとしたお得感を味わえます
初島では日帰りでも十分に楽しむことが出来るとお伝えしましたが、宿泊した方のみ出来る楽しみ方をお伝えします。
都市型ダイビングショップの方々は大多数が8時40分発のフェリーでやってきます。そうなると、船の所要時間や準備の時間などを考えると、潜降し始める時間は10時前後となります。船の時間が決まっているため混雑する時間は重なってきてしまうということです。
なので、せっかく初島に訪れるのなら宿泊して楽しんじゃいましょう。
8時40分発のフェリーが到着する前に潜降してしまえば、貸し切りの海を楽しむことが出来ますし、夕方を過ぎ、日帰りで来た人たちが熱海に戻っていけば、とても静かなアイランドライフを楽しむことが出来ますので2日間かけて初島を楽しんじゃいましょう。
初島のダイビングまとめ
初島は首都圏から行ける一番近い離島リゾートです。
ファミリーで来て体験ダイビングやシュノーケリングをしても良し。友達同士やサークルのみんな、ショップを利用してファンダイビングをするも良し。日帰りで楽しんでも、初島に泊まってスローライフを楽しむのも良し。
それぞれの楽しみ方を見つけて、普段の疲れをきれいな海に癒してもらいましょう!