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京阪神から日帰り可能!みなべ町ダイビングの魅力その2をご紹介
前回のその1では「ショウガセ」「ビーロック」の2つのポイントについてお伝えさせていただきました。今回のその2では、他のポイントをご紹介します。
京阪神から日帰り可能!みなべ町ダイビングの魅力その1をご紹介 和歌山県みなべ町は、大阪から2時間半ほどで行くことができる海です。京阪神地区からなら高速道路に乗って、阪和道の南部ICで降りて10分程走れば、そこには素晴らしい海が広がって[…]
季節によって旬なものが違いますが、ダイビング後にみなべで食べて帰ればおいしいものに、夏場の「ウツボ鍋」、冬の「イセエビ鍋」、また時期になると大きなヒラメと絶品料理が数多くあります。1度食べると病みつきになることは間違いありません。おすすめはウツボです。あのグロテスクな顔に似合わず、白身魚でものすごく美味しいです。ぜひ試してみてください。
それでは本題に入ります。
みなべ町ダイビングスポット①ミサチ
![](https://divinglife.jp/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
前回紹介させていただいた「ショウガセ」と並ぶ2大ポイントといっても過言ではないでしょう。ミサチには数多くの魅力がいっぱいです。ミサチだけで1つの記事が書けると思うほどです。
ミサチはポイントが広く、その時々の魚の出方で、いくつかのコース取りができます。上の写真は「冬どきのミサチ」です。カラフルな「キンギョハナダイ」がたくさん群れ、大きなソフトコーラルのポリプが開き、とてもきれいな風景を見ることができます。まるで南国の海のようです。この写真だけ見せて、実はこの時水温が16度ぐらいだったと話しても、信じる方は少ないのではないでしょうか。
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エントリーしてすぐの場所では、こうしたきれいな風景を見ることもできます。黒潮が近くを流れているときは透明度も期待できますので、青い海とカラフルな水中生物を写真に撮ることも難しくはありません。
特に水温が低い時期は、プランクトンの発生も抑えられることから透明度はさらにアップすることも多いですし、何よりゲストさんが少ないので、のんびり潜ることができるのが利点です。
ミサチはこのようなきれいな風景も狙えますが、それ以上に様々な生物が見られるポイントとして知られています。例えば、梅雨ごろには「ハナイカ」がよく登場し、ペアになって産卵や卵を守るシーンを見ることができます。
写真のように、小さな穴の中にペアリングして、主に穴の天井部に産卵していきます。こうしてダイバーがのぞき込むと、写真のようなポーズをとって威嚇します。これ以上近寄らなければ、威嚇をやめて産卵や卵を守るネイチャーシーンを見ることができますのでそっと見てください。
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卵の中には今にも生まれそうなハナイカの子供が入っています。奥の方の卵は、産んでからの時間がまだ経っていないため白いままですが、画面左の方は、そろそろハッチアウトしそうです。貴重なシーンですので、見ることができたらラッキーです。
さらに、根の上にはたくさんのクマノミがいます。越冬もしていて子孫も残していっています。この地で確実に繁殖していますので、小さなクマノミを探して写すことも楽しいです。
実はミサチではウミウシが多く見られます。この写真のオトヒメウミウシにウミウシカクレエビが共生している場面でした。これはなかなか見られないシーンですので、夢中でシャッターを押したのをよく覚えています。
他にも「ニシキウミウシとウミウシカクレエビ」や「ミカドウミウシとウミウシカクレエビ」も見れます。たまにミカドウミウシが泳いでいることもあり、ウミウシシーズンはいろいろ期待できます。
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根の上にはサンゴもあり、イバラカンザシのそばでゴンべがのんびりしているときもあります。コースを回った後の自由時間で、こうした魚を見るのもいいと思います。
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幼魚もシーズンにはたくさん出てきます。いろんな場所でいろんなシチュエーションの幼魚の観察や写真が楽しめます。ミサチはリクエストをしてもらって、いろんな角度から楽しんでほしいポイントです。
みなべ町ダイビングスポット②カシマ
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港から1番近いポイントがカシマです。ここはファンダイビングでも使用しますが、それ以上に、講習生の海洋実習や体験ダイビング、またはブランクダイバーのリフレッシュに使われることの方が多いです。
基本砂地のポイントです。水深もダイビングとしては深くないので、他のポイントに比べると、魚の数等は正直落ちてしまいます。
ダイビングで見る生物も甲殻類がメインで、オトヒメエビやソリハシコモンエビ等を見ることができます。また、砂地にはハゼも見られるので、移動を抑え気味にして、ゆっくりとフィッシュウォッチングを初心者の方に楽しんでもらうには最高のポイントだと思います。
もしお読みになられている方にブランクがあるとか、ライセンスは取ったものの、機材のセッティングがあやふやだという場合は、無理をせず、まずはカシマで慣らしてから、沖のポイントに行かれることをおすすめします。
以上、みなべ町のダイビングその2をお伝えしました。まだまだみなべ町には、ダイビングポイントがいくつもあります。その3をお楽しみに。
京阪神から日帰り可能!みなべ町ダイビングの魅力その3をご紹介 和歌山県のみなべダイビングの1と2をお伝えしましたが、続編でその3をお伝えします。今回お伝えするポイントも、見どころがたくさんある場所です。ぜひリクエストされてみてください[…]