北海道の大自然!奥尻ウニに奥尻ワイン!奥尻島での島時間のすすめ
目次
1.奥尻島ってどこにあるの?
奥尻島は北海道南西部の日本海上に浮かぶ島で、面積は142.97K㎡、北方領土を除くと北海道では2番目に面積の広い島ですが、ほとんどは森です。
比較的南に位置しており、対馬暖流の影響で北海道の本島に比べて温暖です(雪は降りますが)。車で回るのであれば、島の一周には半日もかかりません。
奥尻島と聞くと、1993年(平成5年)に発生した北海道南西沖地震を思い出す方も多いかもしれませんね。マグニチュードの規模は7.8、奥尻島を襲った津波の高さは約30m にも上ったと伝えられています。
大きな被害を負った奥尻島ですが、そこから数十年…復興をした奥尻島の魅力を伝えていきます!
2.奥尻島へのアクセス
島へ渡る手段は、2つ。飛行機とフェリーがありますのでそれぞれご紹介していきますね。
奥尻島へのアクセス①飛行機の場合
直行便は北海道函館空港からしかありませんので、各空港から函館空港を経由する必要があります。函館空港から奥尻空港までは約30分と短いフライトですが、眼下に広がる綺麗な海は感動ものですよ!ついでに函館観光も楽しめますね。
奥尻島へのアクセス②フェリーの場合(カランセ奥尻、ハートランドフェリー)
北海道江差、江差港フェリーターミナルからのアクセスになります。江差港には有料の駐車場も完備されているので、車でのアクセスも可能です。江差港から奥尻港までは所要時間約2時間10分です。
観光シーズン真っ盛りの夏は、船上からイルカやクジラが見られることもありますよ。
※フェリー乗船時間は時期によって変更があるため、ハートランドフェリーのHPをみるかお問い合わせをして時間を確認することをお勧めします。
3.奥尻島の魅力はどこ?
奥尻島の魅力といえばやはり、「手つかずの自然」ですね。透明度抜群の海と、長い年月をかけて作りあげられた岩々(奇岩が多いです)や樹齢100年以上のブナの木が生える森があったり…と都会にはない自然をひしひしと感じることができます。観光シーズンは夏、7月から8月がベストシーズンです。
次からは項目ごとにご紹介していきますね。
奥尻島の魅力①透明度抜群の海!北の沖縄と言われている!?
「奥尻ブルー」奥尻島の海は本島側と日本海側がありますが、奥尻ブルーを堪能するなら日本海側がお勧めです(幌内から神威脇あたり)。奥尻の海は水深25mの透明度を誇り、別名「奥尻ブルー」と呼ばれています。
エメラルドグリーンの日もあれば濃いブルーの日もあり、その日の天気や天候などによっても色が変わるので写真では味わえない感動がありますよ。
また、神威脇には奥尻島唯一の源泉かけ流し温泉「神威脇温泉」も近くにあります。
露天風呂などはありませんが、浴室はガラス張りになっており漁港が見えます。夕方には奥尻ブルーに沈む夕日がばっちり見えて、気持ち良いですよ。
奥尻島の魅力②言わずもがなの海鮮三昧…!!
「奥尻のうに」
7月中旬から8月頃までの短い期間しかとれない奥尻のうにです。奥尻産のうにはムラサキウニですが、甘みは抜群…!獲れたて新鮮だからこそ味わえる、濃厚さと磯の香りがたまりません…!!もちろん、生うにを丼にしても良いですし殻ごと焼いて焼きうににして食べるもの贅沢ですね。
「奥尻のあわび」
奥尻島にはあわびの養殖場もあり、あわび狩りも楽しめます。とれたてあわびをその場で殻から外し、豪快にかぶりついたことはありますか?ありませんか?人生で一度は体験してくださいね。
天然の塩味でコリコリとした食感と、あわびの甘さで口の中がいっぱいになりますよ!
※実施していない年もあるようなので、奥尻島観光協会へのお問い合わせをおすすめします。
「離島釣り」
奥尻島は釣り人にも人気があります。時期によりますが、ほっけやカレイ、マス、タラ、ソイ、カワハギなどが釣れます。ほとんどの場所が海に面しているので起きたらすぐ竿を担いで釣りを始めることができますよ。民宿によっては磯舟を出してくれるところもあるので、要チェックです。
奥尻島の魅力③手つかずの自然を満喫
「ブナの森」
奥尻島は、島を覆う自然林のほとんどがブナで、ブナが自生する北限の近くに位置しています。広大なブナの森は奥尻21世紀、復興の森と名付けられており約10haもの広さで、樹齢100年以上のブナを主とした天然広葉樹林です。
中には樹齢250年以上の木もあるとか。森の中には散歩道があり、木々の間に続く小道を1時間程度で周回できますよ。地面はブナの葉が何百年もの時間をかけて層になっており、ふかふかとクッションのような歩き心地です。
すがすがしい森の空気と、樹齢100年以上の生命の神秘を感じてみてはいかがでしょうか?
「奇岩」
奥尻島のシンボルマーク、なべつる岩も奇岩の一つです。鍋のつる(取っ手)に似ていることから名付けられたそうですよ。夜間はライトアップもされるので、昼間と夜、どちらの顔も楽しめますね。
雪をかぶったなべつる岩もきれいですよ。他にもカブト岩やモッ立岩、ホヤ岩など自分のお気に入りを見つけてみてはいかがでしょうか。
奥尻島の魅力④自然の恵みで、酒が旨い…。
「日本酒 奥尻」
北海道離島初!の日本酒がここ、奥尻島で誕生しています。奥尻産の米と水を使った特別純米「奥尻」、アルコール度数15%、端麗辛口の日本酒です。
日本酒が好きな筆者も試飲しましたが、きりっとした飲み口で後味すっきり。奥尻でとれた海鮮と合わないと思いますか?笑。通信販売もしていますが、ぜひ奥尻の潮風を浴びながら奥尻の海鮮と味わっていただきたいですね。
「奥尻ワイナリー」
お次は奥尻ワイナリーです。ブドウの栽培から醸造まで、そのすべてを奥尻島で行っています。海と緑があふれる環境で育てられたブドウ、は潮風の恩恵を受けミネラル分を蓄えます。
そのため、奥尻ワインにはミネラル分が豊富で、ほかにはない味わいがあります。筆者はワインに詳しくありませんが、余韻に潮の香りがするとか…。実際に飲んでみて、確かめてはいかがでしょうか?
奥尻ワイナリーは工場見学も行っており、試飲もできるようです。ラベルもかわいいので、お土産にもおすすめです。
4.奥尻島ならではのアクティビティ
奥尻島のおすすめアクティビティ①海水浴、スキンダイビング
夏に奥尻を訪れたのであれば、海に入らないで帰るのはもったいないです。特に奥尻島西部の海は透明度が良く、天気の良い日には息を飲むような海の色を見ることができます。
奥尻島でのダイビングではイシダイや、うに、あわびなどがよく見られます。水温は夏であれば20℃から25℃、透明度抜群の海はいつまででも潜っていられそうな、そんな魅力がありま すよ。
残念ながら奥尻島にはダイブショップはなく、ダイビングをしたいのであれば、ツアーの申し込みをしなければなりません。札幌や函館にあるダイビングショップをツアーを活用 し、江差町からフェリーに乗ります。奥尻島まで行った後は、当日は宿泊し、次の日に奥尻島でダイビングをすることになります。
ダイビングもお勧めですが、自由にシュノーケリングや素潜りでも十分に奥尻島に魅力を感じることができます。宿泊施設によってはシュノーケルやウエットスーツを借りられたり、泳 ぐのに最適な穴場を教えてもらえたりと、最高の体験ができますよ。
ちなみに、奥尻の海は岩や海底にうにが多く生息しており、油断すると足や膝にうにのとげが刺さるので注意が必要
ですよ(いい思い出になりますね)!
奥尻島のおすすめアクティビティ②カヤック体験
奥尻ゲストハウス「imacoco」で行われているアクティビティです(GWから10月まで)。奥尻島を愛してやまないオーナーが経営しているゲストハウスなので、奥尻の魅力をばっちり教えてもらえそうですね。ゲストハウスの近くには「神威脇温泉」もあり、海で楽しんだ後は天然温泉でさっぱりできます。
奥尻島のおすすめアクティビティ③釣り
釣り人のメッカとも呼ばれる奥尻島。釣り道具をわざわざ持っていかなくても、道具を貸してくれる民宿もあります。宿泊施設を決める際に、聞いてみてはいかがでしょうか。
奥尻島のおすすめアクティビティ④キャンプ
海が目の前!近くのお店「さくらばな商店」で奥尻の海鮮を満喫!「賽の河原キャンプ場」と、山の中。神威脇温泉までは歩いて20分!「北追岬キャンプ場」の2か所が主なキャンプ場です。
どちらもトイレや洗面場が完備されています。街灯や家が全くないので、夜は本当に真っ暗で満点の星空が拝めます。トイレに行くにも暗いので、ライトは絶対にもっていきましょう。
本島にいるような熊や、キツネ、毒蛇などはいないので安心して眠れますね。
いかがでしたでしょうか?
特に観光シーズンである夏は奥尻の魅力を余すことなく満喫できるため、お勧めです。様々なアクティビティがありますが、あえて「何もしない贅沢」を味わうのもありです。
きれいな海を眺めながら、波の音を聞いてのんびり…そんな旅行もたまには良いのではないでしょうか?島の人たちは言います「何にもないところだよ」と…。
そういえば奥尻島にはゆるキャラもいます。その名も「うにまる」。観光シーズンにフェリーターミナルに現れ、一生懸命手を振ってくれますので必見ですよ。最後に、お勧めの宿泊施設とレンタカー屋さんをご紹介して終わります。
5.奥尻島でお勧めの宿泊施設
奥尻島のおすすめ宿①御宿きくち
地元では「おんじゅく」と呼ばれているこちらのお宿。砂浜まで徒歩2分!食事はプランにもよりますが、夕食にはあわびの地獄焼き(生きたままのあわびを網の上で焼く)やうに鍋、生うにが堪能できます。
時期が良ければ、朝食に鮮度抜群のいか刺しが出ることも…?クレジットカードは使用できないので、注意が必要です。
住所:北海道奥尻郡奥尻町字宮津11番地6
TEL 01397-2-2755
奥尻島のおすすめ宿②旅の宿大須田
「豊かな食とあたたかなおもてなしで島の魅力をお伝えする」をモットーに、現役漁師が営業されているお宿です。お食事ででる海鮮に関しては、とびきり新鮮なものを提供してもらえそうですね。
島の人の温かみが伝わるとも評判です。こちらもクレジットカードは使用不可です。
住所:北海道奥尻郡奥尻町宮津36-1
TEL 01397-2-2776
6.奥尻島観光を楽しむなら…?レンタカーがおすすめ
北海道内では大きめの離島といえど島。奥尻島を一周するには車で半日もかかりません!島にはバスも走っていますが、便数が少ないうえ地名がわからなかったり、時間を有効活用したい人には不向きですよね。
また、車の持ち込みはフェリーのみになりますので、飛行機で行こうかな!と思っている方には車をレンタルするのがお勧めですよ!2か所ご紹介いたしますね。
奥尻島のおすすめレンタカー①奥尻レンタカー
奥尻フェリーターミナルから徒歩3分の場所にある奥尻レンタカー。台数に限りがあるので、事前の予約が必要です。飛行機でお越しの際にも相談にのってもらえるので、気軽に相談してみましょう。
TEL 01397-2-7210 営業時間 8:00~18:00
奥尻島のおすすめレンタカー②奥尻島観光協会レンタカー事業部
奥尻島の観光協会が行っているレンタカーです。奥尻のことについてもたくさん教えてもらえそうですね。店と奥尻空港間の送迎も行っているので、安心です。
TEL 01397-2-3456 営業時間 9:00~17:00
7.奥尻島へのダイビングツアーを開催してるダイビングショップ
奥尻島へのおすすめダイビングショップ①株式会社大歩・DIVE-HaDS函館ダイビングサービス
地元唯一の高校、奥尻高校ではなんどスクーバダイビングの授業があります(選択授業)。その講師を務めるのがこちらの会社です。北海道函館市にあるダイビングサービスで、奥尻ダイビングツアーも行っていたとのこと!ダイビング時期は夏のみですが、機材の管理 などをしなくてもいいのは助かりますよね!
※現在行われている時期や場所については、直接お問い合わせする、WEBサイトをご覧ください。
奥尻島へのおすすめダイビングショップ②アビィウエーブ(Avii wave)
こちらは札幌にあるダイビングショップです。札幌から奥尻まで、送迎ありなのでらくちんですね!時期は8月、2泊3日のツアーになります。
また、夕食や朝食の手配や自由行動の時間も あるのでダイビングだけではなく奥尻観光も楽しめますね♪※現在のツアー情報については、直接お問い合わせするかWEBサイトにて最新の情報を確認することをお勧めします。
奥尻島の島時間のまとめ
いかがでしたでしょうか?
特に観光シーズンである夏は奥尻の魅力を余すことなく満喫できるため、お勧めです。様々なアクティビティがありますが、あえて「何もしない贅沢」を味わうのもありです。
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