京阪神から日帰り可能!みなべ町ダイビングの魅力その1をご紹介

京阪神から日帰り可能!みなべ町ダイビングの魅力その1をご紹介

和歌山県みなべ町は、大阪から2時間半ほどで行くことができる海です。京阪神地区からなら高速道路に乗って、阪和道の南部ICで降りて10分程走れば、そこには素晴らしい海が広がっています。日帰りでも十分行くことができ、手軽にダイビングが楽しめます。

ビーチダイビングができるポイントもありますが、基本的にはボートダイビングスタイルです。最近はナイトロックスに対応しているショップも増えていて、安全面に特に気を配っているショップが多いのも特徴です。また、港とポイントが比較的近いので、船に弱い方でも安心してボートダイビングが楽しめます。

ダイビングポイント周辺は、比較的静かでのどかな風景が広がっていますので、夏場はアフターダイビングとして、ビール片手にサンセットを楽しむこともできます(もちろん運転しない方限定ですが)。
また、この地域の特産物を食べることができるお店もあるので、晩御飯を食べてから帰宅するのもいいのではないでしょうか。

2月ごろには、有名な「南部梅林」が見ごろになります。透明度の上がるこの時期にダイビングして、梅林を見物し、近くにある温泉で温まって戻るというコースも良いものです。ダイビングだけでなく、様々な楽しみ方ができるスポットだと言えるでしょう。

もちろん、みなべには、魅力的なポイントがいくつもあります。海の様子にもよりますが、近場なら港から15分、遠くても25分程度でポイントまで行くことができます。

初心者から楽しめるポイントもありますし、同じポイントでも中上級者向けのコース取りもガイドさんがアレンジしてくれますので、ダイバーのレベルや好みに合ったダイビングを楽しむことができます。

そこで今回は「みなべのダイビングの魅力その1」についてお伝えします。とても1回で全部をお伝えすることはできません。3回に分けてお伝えします。

みなべ町ダイビングスポット①ショウガセ

みなべと言えばここだと言える、このエリアの代表的ポイントが「ショウガセ」です。

本来、ダイバーが潜ることができる水深に生息する「オオカワリイソギンチャク」の群生が、ショウガセでは30m後半の水深で見ることができていた貴重なポイントでした。

しかし、海の環境の変化からか、あるいは専門業者による乱獲からか、その数は激減し、今も小さなオオカワリイソギンチャクは見られるものの、かつてのような群生を見ることができなくなりました。

今は県の天然記念物指定され、ダイビングショップ間で自主的なルールを決める等、保護しようとしています。そうしたルールは守るようにしてください。

オオカワリイソギンチャクの周りには、時として上の写真のようにオオウミウマがいたり、下の写真のようにサクラダイがいたりしますので、一緒に撮るととてもきれいです。

春過ぎからは夕方のサンセットダイビングが面白いです。深く潜らず、根の上で産卵の瞬間を待ちます。魚たちはこの時間帯の産卵を目的に、コロダイやハマフエフキが、どこからともなく根の周辺に集まってきます。1匹のメスを数匹のオスが追いかけまわすシーンが見られ、時として産卵シーンを見ることができます。

また、根の上では、ハナダイの仲間たちのオスが婚姻色を出して泳ぎ回り、メスに求愛するシーンが多く見られます。その激しさは見ているだけでも面白いです。

コロダイの群れの前を、大量のキビナゴの群れが通り過ぎることもあり、下の写真のように圧巻でした。

小さな生物も多く、ハナタツやゴルゴニアンシュリンプが出る等、いろいろな生物が登場します。現地ガイドさんに聞いて、今の旬を確認して潜られてもいいかもしれません。

みなべに行ったなら、必ず潜ってほしいポイントです。

みなべ町ダイビングスポット②ビーロック

ソフトコーラルがとてもきれいで、冬場の透明度にいい時は、ミノカサゴと一緒に撮ると絵になるポイントです。黒潮が近づいたときは、写真のように透明度も上がり、オレンジ色のソフトコーラルと青い海がマッチして、見ているだけでも気持ちよくなることは間違いありません。

このポイントは小さな生物を探すことが面白いです。幼魚のシーズンには、たましいと呼ばれる「ハギの幼魚」を探しても楽しいです。魚も人間と同じで、幼魚はあどけなく、表情もかわいらしいので、見ているこちらも思わずにっこりしていまいます。

また、ソフトコーラルの中には、小さな魚がのんびりとしていることもよく見られます。時にはウミスズメのような、小さなフグの仲間がゆったりしているシーンにも出会えます。まわりがきれいですので、写真に撮るときれいに仕上がります。

もちろん他にもたくさんの魚を見ることができます。ソフトコーラルに付いている様々な貝類(テンロクケボリガイ等)や、珍しいところではボロカサゴやクマドリカエルアンコウもこのポイントで見ることができます。

港からも近く、海が少々時化気味の時でも、このポイントなら潜れたということもありました。マクロ好きの方には外せません。以上、みなべ町のダイビングその1をお伝えしました。まだまだ、みなべ町にはおすすめのダイビングスポットがいくつもあります。その2をお楽しみに。

京阪神から日帰り可能!みなべ町ダイビングの魅力その2をご紹介

京阪神から日帰り可能!みなべ町ダイビングの魅力その2をご紹介 前回のその1では「ショウガセ」「ビーロック」の2つのポイントについてお伝えさせていただきました。今回のその2では、他のポイントをご紹介します。 [sitecard sub[…]

最新情報をチェックしよう!