バリ島のダイビングで大物に遭遇!ワイドに遊べるヌサペニダの魅力!

バリ島のダイビングで大物に遭遇!ワイドに遊べるヌサペニダの魅力!

バリ島はインドネシアのリゾート地として知名度も高く、日本からの直行便もあり、移動時間も比較的短いことから人気の観光地となっていることは言わずと知れたところだと思います。

ビーチリゾートでのんびり過ごす為の来島はもちろんのこと、世界的にも賞賛されるいい波が来ることや、ヨガの聖地もあることから、世界中のサーファーやヨギーニたちが集まってくることでも有名です。

ダイビングスポットは、バリ島周辺だけでも知名度が高く、有名なところが各所にあり、同じ島の周辺なのに、エリアによって潮の流れや水温などの環境が全然違うことから、生息している生物も多種多様で、豊富な魚たちやサンゴの世界に会えることも人気の理由の一つとなっています。

今回は、そのバリ島のダイビングスポットの中でも、最も大物遭遇率が高く、ワイドなダイビングが楽しめる「ヌサペニダの魅力」についてご紹介したいと思います。

.バリ島のヌサペニダってどんなところ?

ヌサペニダはバリ島から見て南東方向へ約20キロの場所にある島で、「ヌサ」というのがバリ語で「島」という意味を表します。

そのペニダ島の周りには、他にもレンボンガン島、チュニンガン島という2つの島もありますが、ペニダ島が一番大きいことから、この島々の周辺エリアを総称して「ヌサペニダ」と呼ばれているようです。

バリ島周辺のエリアの中では、海の水の透明度が高いことでも人気があります。

.バリ島ヌサペニダの季節ごとの違い

バリ島の気候は、通年通して気温が27~29ある南国の気候で、ダイビングも基本的には通年通して楽しむことができますが、12月~3月の雨期と4月~11月の乾期に分かれていて、乾期の方が海況も穏やかなことが多いそうです。そして、それに伴いヌサペニダの水温は大きく変化します。

雨期の間の水温は26~30くらいと高めですが、乾期には20~25(時には20を切ることもあるとか。)と冷たくなります。

中でも最も水が冷たくなる7月~10月ごろは、ヌサペニダで会える可能性のある人気の大物、マンボウとの遭遇確率が高い時期であり、それ目当てに訪れるダイバーも多くなります。

.バリ島ヌサペニダのダイビングスタイル

 ヌサペニダへダイビングに行くには、リゾートホテルが立ち並ぶサヌールの街の港からスピードボートで45分~1時間ほどで行くことができます。

朝出港し、1~2本潜ったら船上でランチを取り、1日で2~3本潜って戻ってくるスタイルが主流です。

前述の通り、乾期は水温が低い為、ウェットスーツは5ミリ+フードベストやインナーがあると快適です。フードやベストのレンタルを用意しているショップもたくさんあるので、利用するといいでしょう。

.バリ島ヌサペニダのおすすめダイビングスポット【4選】

体験ダイビングや初心者でも潜れる穏やかなポイントもありますが、潮の流れが強く、流れに乗って行うドリフトダイビングをするポイントや、場所や潮汐によってはアップやダウンのカレントが発生するポイントもある為、ある程度経験を積んだ中~上級者の方が楽しめる幅が広がります。

ここからはヌサペニダ周辺の主なダイビングスポットを1つずつ紹介していきたいと思います。

ヌサペニダのおすすめダイビングスポット①「マンタポイント」

ペニダ島の南西部に位置するポイントです。ごつごつした岩が剥き出しになった島沿いで、水中は棚になっている浅くてボートを係留できるところからエントリーすると、すぐ近くにマンタのクリーニングステーションがあります。

行けばかなりの高確率でマンタに会うことができるのですが、ラッキーな時は入ってすぐ、クリーニングステーションに行く途中にマンタとすれ違うということがあるほどです。

筆者自身3回はここのポイントで潜ったことがありますが、1枚も見られなかったということは一度もありません。年間を通して潜っている現地のガイドさん曰く、年に2~3回だけ1枚も見られないこともあるとかないとか、、、

多い時は同時に10枚以上ものマンタたちが行き交う姿や、巷ではかなりレアだとされているブラックマンタにも、ここではわりと簡単に出会えてしまうこともあり、初めて行った時はとても驚いたことを覚えています。

クリーニングステーションでマンタがクリーニングしている間は、その周りからダイバーは動く必要はなく、マンタの方から接近してきてくれることも多々あるので、待っているだけで大迫力の世界を楽しむことができます。

その待機するエリアは水深も10メートルほどと浅いので、大興奮してもエアーの減りはゆっくりですし、飽きるまでたっぷり堪能できます。ただし大きな波によるウネリが発生していたり、プランクトンが豊富な為に透明度は高くないことも多いです。

時には、行ってみて波が高いためにエントリー出来ないということもありますが、少し時間をずらしたらエントリー可能ということになることもあります。コンディションが良ければ水深も浅いので、初心者から楽しめるポイントです。

ヌサペニダのおすすめダイビングスポット②「クリスタルベイ」

ペニダ島の北西に位置する小さな湾です。いい時は30メートル以上の透明度があるという、この辺りではピカイチのクリスタルな水中を味わうことができることから、この名前で呼ばれているそうです。

湾の中に岩でできた小島があり、その西側と東側は急なドロップオフになって落ち込んでいます。岩の北側の島沿いは、サンゴ礁の棚になっていて、光が届く浅い水深でトロピカルな世界が広がっています。

このサンゴの棚の上では、お食事中のウミガメやカラフルなハナダイ、コショウダイの群れや色が綺麗なヤッコたちに会うことができます。ですが、このポイントでどうしても狙っていきたいのが、先にも述べたマンボウであります。

乾期になると南の方の深いところから上がってくる冷たい潮の流れに乗って、冷水を好むマンボウが一緒に上がってくるのではないかと言われているそうです。

大きい個体だと4メートル、通常でも2メートルほどの大物で、真正面から見ると平べったくて愛くるしいのですが、横からのあの独特のフォルムは圧倒的存在感としか言いようがありません。

ここではハタタテダイやチョウチョウウオにクリーニングしてもらいにやってくる個体が見られ、クリーニング中は大人しくジッとしてくれているのでゆっくりと観察できることもあります。

でも近づきすぎたり、カメラのストロボを光らせたりすると、驚いたマンボウはすごいスピードで逃げていってしまうそうです。他の多くのダイバーの為、何よりもマンボウの為に、現地のガイドさんのブリーフィングはよく聞いて、ルールを守ってダイビングすることが賢明でしょう。

遭遇率については、マンタポイントのマンタのようにはいきません。筆者は5回ほど潜って初めて遭遇することができました。とは言え、年によって水温の下がり具合やタイミングで当たり年やはずれ年があったり、大潮周りが遭遇確率アップと言われていたりもするので、本気でマンボウを狙うのであれば、時期や潮周り、現地の情報をこまめにチェックして行くのがいいかもしれません。

そして、マンボウが現れるのは水深20~30メートルの深めな場所であることも多いので、少しでも近くでマンボウを見たい場合は、アドバンスダイバー以上のライセンスがあった方がいいでしょう。

ヌサペニダのおすすめダイビングポイント③「SDポイント」

ペニダ島の北側に位置するポイントです。島の村のSDという小学校が見えることからこの名前がついているそうです。ここも透明度は良く、島沿いの水中は、壮大に広がるサンゴ畑のスロープになっています。

深くまで行かなくても、光の届く10~15メートルくらいの深度で、明るく照らされるそのサンゴ畑とそこに乱舞するカラフルなハナダイやスズメダイの群れをパノラマビューで見ることができます。

潮周りによるとは思いますが、筆者がこちらで潜った時はかなり強い流れの中でのスーパードリフトで、入ったらたちまちピューっと流されて行く状態でした。

まるで流れる水族館です。自分で泳がなくても、浮かんでいるだけで次々と綺麗な水中世界が目に飛び込んでくるのです。

その代わりに、ツバメウオやチョウチョウウオなどの群れやウミガメを見つけたとしても、その場に留まることは不可能に近い状態でした。

もちろん潮の流れ具合は、日や時間帯で違うので、穏やかな時を選べばゆっくり泳ぐことも可能でしょう。潮流次第では、初心者から楽しめるポイントではないでしょうか。

ヌサペニダのおすすめダイビングポイント④「トヨパカ」

SDポイントの西隣であり、チュニンガン島とペニダ島のチャネルを東側に抜けたところにあるポイントです。バリ語でトヨが「水」、パカが「塩」という意味があるそうで、ここも透明度はいいです。

水深15メートルくらいまでは、サンゴの棚が広がっていますが、その先は30メートルくらいまで落ち込むドロップオフになっています。カラフルなサンゴに群がる小魚たちも綺麗なのですが、中層ではバラクーダやホワイトチップシャークなどの回遊魚に会えたり、ナポレオンフィッシュがふらっと現れたりもします。

ラッキーだと、ここでもマンタやマンボウといった大物に会えることもあるそうです。潮の流れが複雑になることがあるそうなので、ある程度経験があった方が余裕を持って楽しめるでしょう。

バリ島ヌサペニダのダイビングまとめ

多くの見所がそれぞれあるダイビングスポットを数多く有するバリ島では、全てを周るには何日も必要にはなってきます。その中でも、大物!ワイド!の世界を楽しみたいのであれば、ぜひ1日はヌサペニダ方面へ行くことを選択してみてはいかがでしょうか。

日本人のいるダイビングショップもたくさんあるので、スキルや経験に合わせて安心して楽しめます。

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